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高卒認定試験の過去問解説:令和5年度第1回の地理A(3番の問1)と地理B(2番の問1) #地震 #火山 #プレート


問題文

 タカノリさんは,世界の地震について興味をもち,資料1 ~資料3 を得た。これらの資料を基に,読み取った文として不適切なものを,あとの1 ~ 4 のうちから一つ選べ。

<資料1>  2011~2020 年に発生したマグニチュード6 以上の地震の震源( )の分布

<資料2>  世界の火山(▲ )の分布

<資料3>  世界のプレート境界の分布

<選択肢>
1  資料1 から,マグニチュード6 以上の地震の発生頻度は,アフリカ大陸よりも日本の方が高いことが分かる。
2  資料2 から,南アメリカ大陸の火山は,大西洋側よりも太平洋側に多く分布していることが分かる。
3  資料1 と資料3 から,マグニチュード6 以上の地震の震源の多くは,プレートの境界に位置していることが分かる。
4  資料2 と資料3 から,すべての火山は,せばまる境界に位置していることが分かる。


基礎知識

大陸

 アフリカ大陸,南アメリカ大陸のだいたいの場所

海洋

 大西洋,太平洋のだいたいの場所

https://www.freemap.jp/

考え方

1

 資料1 から,マグニチュード6 以上の地震の発生頻度は,アフリカ大陸よりも日本の方が高いことが分かる。

簡単に言うと「資料1でアフリカ大陸よりも日本の方が●の数が多い。〇か×か?」って聞かれてる。

資料1’

2

 資料2 から,南アメリカ大陸の火山は,大西洋側よりも太平洋側に多く分布していることが分かる。

「資料2の南アメリカ大陸では大西洋側よりも太平洋側に▲の数が多い。〇か×か?」って聞かれてる。

資料2’

3

 資料1 と資料3 から,マグニチュード6 以上の地震の震源の多くは,プレートの境界に位置していることが分かる。

資料1の●と資料3のプレート境界はだいたい一致している。〇か×か?」って聞かれてる。

4

 資料2 と資料3 から,すべての火山は,せばまる境界に位置していることが分かる。

資料2の▲の位置は全部、資料3のせばまる境界(=で表された場所)にある。〇か×か?」って聞かれてる。「広がる境界」や「ずれる境界」にも▲はあるから×。

※ 他の問題でも「すべてのナンチャラカンチャラ」って書いてあったらとりあえず疑ってみるベシ。


もっと知識を深めたいなら

プレートテクトニクス

南海トラフ


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