秋の浴衣と歩きスマホ
だいぶ涼しくなってきましたね。今日は多摩川の花火を初めて観ました。
10月に入って涼しくなっているどころか、むしろ肌寒いレベルなのに浴衣を着ている女性が何人かいました。前回の「え、考える時間を短くするって?」で述べましたように、不合理だけど浴衣を着て花火を観ながら風流を感じに来るヒトがいるのだなあ、としみじみ思いました。
では、続けさせていただきます。
4)時空間支配力を高める
前回までに考える時間を短くすることは無駄な時間をなくすことではないと書かせていただきましたが、やりたいことに時間をかけたいときに、無駄な時間をなくすことが必要な場面ももちろんあります。
それは仕事や趣味などでやりたいこと、やりたくないことに関わらず、沢山のことを同時にこなす必要があるときです。
自分がやりたいこと、理由があってやらなければいけないことが沢山あって、すべてを同時に出来ない場合は、できることから始めるというのが通常かもしれません。
また、誰もがやりたくないことは率直に面倒くさいしやりたくないです。それでもやらないといけない場合には、その状況が精神的にストレスを発生させるのでデメリットになります。
しかし、あえて沢山のことをした方がメリットがある場合があります。
それは自分の能力を高めたり、他人との信頼関係を高めることができ自分自身の価値を向上させ成長できる場合です。
実際に沢山のことを同時に処理するためには、どうすればよいかというと時空間支配力を高めればよいと思ってます。
時空間支配力は
①様々な○○力と
②自分自身のセンスと
③あらゆるツールを使いこなすこと
です。
・○○力?
・センスなんてどうやって意識して高めるの?
・あらゆるツールってなんだ?
○○力については今度取り上げることにしますが、○○力というと、いろんな有名な書籍のタイトルにあると思いますが、それらすべてです。
センスは才能などと思いがちですが、そもそもこの話はすべての凡人に向けたものですので、そういった才能とか一部のヒトが持つものでは本末転倒です。ここでは誰もが年齢に応じて獲得できる人生経験としましょう。
なぜ人生経験かというと、ヒトは自分の知らないコトつまり経験については、意識的に行動できません。動き出す前にいろいろ準備が必要です。考える、教えてもらう等々があれば、ヒトはなんとか動き出すことができます。
多くのヒトはこの動き出すまでのところで、考えを止めてしまうか、やりたいのにやり方がわからないとストレスさえ感じてしまうことがあります。この状態を解消して、新しいこと、やりたいことができれば経験が増えますし自分自身の成長に繋がります。
あと、使えるツールはどんどん使いたいですね。
スマホを使うでも良いし、兎に角使えるツールを使って自身のパフォーマンスを上げると当時に、細切れの時間を使って、いつでもどこでもすぐに創造的な活動をすることができます。電車の移動中でもトイレでもです。
歩きスマホは危険だからやらない方がいいでしょうし推奨はしませんが、事実として、歩いている時間を使えるというのは人生にとって大きなメリットだと思います。
先日、満員電車の中でiphoneでプログラミングしている強者を目撃しました。たまたまわたしと同じ駅で降りたのですが、そのヒトは電車から降りてプラットホームを歩いて階段を上って改札を出るまでずーっと画面を見ながら手を動かしながら、人波を軽やかに避けて目的地に向かって颯爽と去っていきました。
誰もができることではないですが、ヒトは何かに夢中になるとものすごい集中力とセンスを発揮するのだなと感じました。
ここについても別の記事で取り上げたいと思っていますが、いずれAIを搭載した様々な電子機器が身の回りの煩わしさを省いて便利にしてくれるでしょうし、そういったものは出来る限り取り入れた方がいいと思います。
ただツールについては一つ注意すべきことがあります。
自分1人でできるツールの場合はタイムマネジメントの範疇で済むのでよいのですが、2人以上の協働になる場合は勝手が違います。
AIやツールは2人以上の協働を飛躍的に向上させることはそれほど得意ではありません。クラウド上でデータを共有したり、チャットなどでリアルタイムに意思疎通できる程度です。
簡単なコミュニケーションなら良いのですが、心の通った人間同士の阿吽の呼吸みたいなものが必要な場合、AIやツールは苦手です。五感を使って文脈を読む、空気を読む、思いを感じることがまだまだ難しいようです。
それを使わなくても多少の器用さや時空間支配力は持っておきたいです。このあたりが上述の○○力のところに詰まっていますので、いずれ取り上げますね。
この記事をご覧になった方の中には、そんなに器用にできないよ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、少しでも考える時間を短くすることができれば、今までやりたくてもできなかったことの実現に一歩近づくはず。