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「思い立った日が吉日」的思考で波にのる老夫婦の話#341

ビッグウェーブの前に訪れるファーストウェーブやセカンドウェーブに乗れる人の強さ。

それは、まさに「思い立った日が吉日」を実行できるかどうかにかかっている。

2年前、琵琶湖のほとりで古民家物件を探していたとき、70代と80代の老夫婦に出会った。
彼らが切り盛りするカフェは、1階がカフェ、2階がゲストルームという構造で宿泊もでき、自分たちもそこで暮らしている。

店内はジャズが流れる素敵な空間だった。
たまたまそのカフェが売りに出されていると知り、訪れて話を聞くことになった。

夫婦はもともと「いつかカフェをやりたい」という夢を持っており、ご主人が大手電化製品メーカーを早期退職して夢を実現させたそうだ。

退職金を使って琵琶湖のほとりに家を建て、カフェを始めた。

しかし年月が経ち、足腰が弱くなってきたことから家を手放し、滋賀の一等地にマンションを買うという新たな目標を立てた。

その後、久しぶりに連絡を取ると、家は無事売れ、目標にしていたマンションでの生活を始めていた。このエピソードを聞いて改めて感じたのは、「思い立ったら即行動する」ことの大切さだ。

世の中にはファッションやブームのように、ピークを迎える前の波(ファーストウェーブ、セカンドウェーブ)がある。

この老夫婦はその波に乗り、ピークを迎えた後には別の山や波を目指して動き出している。

こうした行動は、先見の明や時代を読む力だけでは成り立たない。

アイデアを思いついたその瞬間に行動するスピードがあってこそ可能になる。
ほとんどの人が決断を遅らせる中で、
この夫婦は即断即決の力を持っていた。

セカンドウェーブまでに乗るためには、思い立ってすぐ行動することが必要だ。そのラグを少なくできる人が、波のうまみを得られる。

このエピソードは、自分にとっても「思い立った日が吉日」という生き方を人生の指針として大切にしていくべきだと教えてくれた。

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じょうの頭上/ミライ会議
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