がん治療において何を食べるべきかを考えさせてくれる2つの本を紹介します。
まず、Michael Pollanの巻頭言がこれです。
Eat food. Not too much. Mostly plants.
西欧食に対するアンチテーゼであり、基本的な考え方は自然界の食物連鎖です。"YOU ARE WHAT YOU EAT EATS TOO" つまり、私たちのからだは私たちが口にするものが食べたもので出来ていると。私たちの食べ物がどのように育てられたかまで気にする必要がある、確かにそのとおりだと思います。
次はテニスプレーヤー、ジョコビッチの本から。Pollanの本と重なることが多いです。
イタリアでプレーしていた長友佑都選手が体力に限界を感じていた時、ジョコビッチの本を読んで食事に気をつけるようになり、セミケトジェニックダイエットを実践しました。ケトン体の方がブドウ糖よりエネルギー効率が高いので、90分間フルに走り回れるように体質改善することに成功したそうです。ふたりともアスリートなので糖質の厳密な制限はしませんが、人間の体にとってどのような食材が健康に良いかということに思いを馳せている点で、がんの食事療法にも参考になると思います。がん患者は何を食べても良いと言っているようではorz