3月不登校親カフェアンケート結果
毎月第四土曜日に開催している不登校親カフェ。
3月も開催しました。
この日は実はチャリティーコンサートにご招待いただいたこともあり、いつも参加されている方々の半数くらいはチャリティコンサートに行くご希望があったので、参加者少な目見込みかな、と思っていました。
親カフェ概要
開催日時:3月23日(土)13時30分~16時30分
参加費:500円
参加者:10名(うち新規参加者1名)
1.今日の参加目的を満たせましたか?
2色しかないので、わかりにくいですが、「十分にできた」「できた」と合わせて100%でした。
2.今日参加したことは、今後のあなたにとって役立つと思いますか?
こちらも2色しかないので、わかりにくいですが、「十分にできた」「できた」と合わせて100%でした。
3.今日の親カフェで印象に残る言葉やフレーズを一つあげるとすれば何ですか?
●買い物行ってくれる父親への対応
●父と子のゴタゴタを母が引いてみる
●思春期男子の悩みを聞いて、子供が中学生の頃を思い出しました。
●パパとのかかわり方(過干渉)
●パパと子の関係も尊重する!
●母親もリフレッシュが必要
●心の余裕
●お父さん距離置きながらも、頭でっかちみんなかなぁ・・・、健気やったなぁ・・と今は思えます。
4.その他感想
●人数少なめで、ふんいき良かったと思います。
●パパとも意見交換しながら、余裕をもって対応できたらと思います。
じょに~の感想
今回の親カフェを終えて、常連さんと顔を合わせて共有したことは、
「あー今日も楽しかった」でした。
涙あり、腹立つエピソードもあり、なんですけれども、「楽しい」で総括できてしまう、親カフェマジックです。
今日は少な目かな、と思って開始しました。
久しぶりに参加者5名くらいからスタートしました。15年ぶりくらいでした。人数が少ないとゆったりとお一人お一人のお話を聞ける良さがありますね。
30分~1時間後には、10名になり、いつもの参加者人数に近づきましたが、それでもやっぱり少な目ではありました。その他感想にもあるように、少な目の良さがあったかなと思います。
うれしかったのは、1年6か月ぶりくらいの参加者が来てくださったことです。個人的に思っている、親カフェの良いところは、新規参加者が定着しやすいことと、しばらく参加していなかった方でも期間を空けても参加しやすい様子であることです。
父親の子育て参加
さて、今回の親カフェのテーマは、父親の子育て参加を母親はどう理解するか・・。です。
子どもの不登校が開始した直後から対応を開始するのは「母親」が圧倒的に多いです。「母親」からスタートし、「父親」の不登校の子への関与は、「母親」があれこれやってみて、一定の方向性が見えてきたころが多いように思います。もしかしたら、一定の方向性が見えるまで「母」と「子」の関係性が不穏・不安定で「父親」が参加できないのかもしれませんが。
母親は、一定のすったもんだを経験済ですが、父親はすったもんだを経験していません。なので、母親から見ると、自身のやってきたことを父親がもう一度やろうとしているように見える場面があるようです。
だから、「あーそんなことしたら、子どもが落ち込む」「あーそんなことしたら、また部屋に引きこもる」と何となくその後の展開が想像できてしまうので、「父親の関与」を否定的にとらえる傾向が強くなります。
今回の親カフェの参加者の言葉で印象的だったのは、「お父さんも子どもの心配をさせてほしい」と父親が語った経験談でした。
母子ですったもんだする経験があったからこそわかったこと見えたことがあるように、父親が父親として子を気に留めている限り、父子でのすったもんだも避けて通ることができないのではないでしょうか。それを結果が想像でいるからと、父子のすったもんだを母親が回避させてしまうと、結果的には父親を家族から排除することになりかねません。
子の不登校をきっかけに、夫婦関係が悪化する家庭に多く出会ってきました。夫婦関係の悪化は、子どもには、不安感でしかありません。夫婦関係の悪化は、長期的な子ども環境の悪化になります。母子のすったもんだ、父子のすったもんだは、短期的には子どもに苦痛を与える場面もあるかもしれませんが、親子であっても相互理解をする時間が必要です。必要な摩擦は親、子、家族の成長を促すと感じています。そういう意味では、すでに子とのすったもんだを経験済の親は、まだ経験していない親を目の前にすると、これ以上子どもを傷つけないでほしいと思うかもしれません。でも長期的には、親子関係の深まり、家族関係の柔軟性を上げていくように思います。
父親の子育て参加は、家族という最小のコミュニティをどうはぐくむのかという点でとても深いテーマだなと思っています。
次回の親カフェはどんなテーマが出てくるのか、楽しみです。
新規参加の方も大歓迎です!
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