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アニメ【推しの子】2期6話 感想


■はじめに

 この記事は【推しの子】2期6話の感想を書いた記事になります。
まだ見ていない方に対しては、ネタバレになりますので、ご注意ください。

この記事は、
・アニメを見た人と同じような感想を共有出来たら嬉しい
・原作漫画を読んでいない人が原作漫画を読むきっかけになったら嬉しい
という思いでこの記事を書かせていただきました。

 その為、私は原作漫画を読んだ上でこの記事を書いておりますが、基本的に原作漫画のネタバレはしないように書いております。
原作漫画と違った部分について言及する部分もありますが、違ったという程度しか書かないつもりでいます。
その上でアニメと原作漫画の違いが気になった方がいらっしゃいましたら、原作漫画を読んでみてください。(めちゃくちゃ面白いです。)
アニメを見て同じような感想を抱いた方がいらっしゃいましたら、嬉しいです。

■6話の全体感想

 今回の話は『あかね』と『かな』に焦点が当てられた話でした。
回想シーンもあり『あかね』と『かね』の初対面のシーンも見ることが出来ました。
前回の話が心躍る熱い展開が多かっただけに今回は心が苦しくなるようなシーンが多かったです。
早く来週になってこの苦しい展開を打破してほしいと心から思いました。

 6話とは直接関係ないのですが、もう半分も過ぎるのに2期のオープニングの曲と映像が好きすぎて、毎度飛ばさずに見てしまうんですよね。
ほとんどのアニメはオープニングを飛ばしてしまうのですが、【推しの子】2期だけは毎回見てしまう位好きですね。
(誰かにこの気持ちを分かって欲しいなと勝手に思っています。)

 それでは、シーンごとに見ていきましょう。

■各シーンごとの振り返り

□『ツルギ』と『匁』の対峙シーン
 効果音にかぶってしまい、『渋谷クラスタ』という初出ワードがお客さんに聞こえないというアクシデントがありました。
そこで『かな』は「『渋谷クラスタ』なんて知らない」とアドリブでセリフを構築し、うまくアクシデントを切り抜けました。
そんな『かな』の行動を見て『鴨志田』は、「どんな無茶をしてもうけてくれそうな安心感がある」「こんな演りやすい相手は初めて」と高く評価します。
 私は、『鴨志田』の演技が出来る人は素直に評価するというのがとても清々しく、『鴨志田』なりのプロとしての考え方を感じることが出来てとても好きなシーンです。
4話で『メルト』にナンパを邪魔されてしまった時は演技が出来ていないと認識していたものの、舞台本番のアドリブを受けて素直に評価するという点も『鴨志田』の魅力だと私は思います。
 そして『かな』の演技を舞台裏でジッと見つめる『あかね』の意識している感じがとても良いですね。

□『渋谷クラスタ』の会話シーン
 なんだかんだ舞台本番の『アクア』登場は初めてですね。
本番前はとても心身ともに心配だったのですが、落ち着いてセリフを話せている様子で安心しました。
 そしてこのシーンは『あかね』が稽古中辛こだわっていたシーンですね。
脚本修正前は、戦いを好まない性格の『鞘姫』の葛藤を入れるとノイズになってしまうということで省かれていたところです。
しかし、修正後の脚本では、しっかり描かれているようですね。
 このシーンの出来栄えは、『あかね』のこだわりだけあって、『アビ子』先生含めて大好評でした。
 前のシーンとは対比的に今回は『かな』が『あかね』の演技を舞台裏で見ていましたね。
この2人の意識し合っている感じがしっかり描かれていてとても良いですね。

 そんなシーンからいきなり、『みたのりお』が演じるキャラクターが出てきて不意打ちをくらったように笑えました。
この緩急のつけ方が気持ち的にも良い休憩になるので、【推しの子】の好きなところです。

□『新宿クラスタ』と『渋谷クラスタ』の対決シーン
 2つのクラスタの対決の進み方がしっかり描かれていてとても良かったです。
原作漫画では、このシーンも描かれていなかったシーンなので、とても嬉しかったです。
『東京ブレイド』の物語の内容は原作漫画ではあまり描かれていなかったものがアニメでは細かく描かれていてとても嬉しく思います。

 そして、『キザミ』の「仲間がいるからここまでこれた」というセリフがとても『メルト』と重なり、とても尊く感じました。

 その後の『ツルギ』対『鞘姫』の対決シーンに繋がる理由がとても以外でびっくりしました。
『ツルギ』って案外、馬鹿キャラだったんですね。
コミカルな始まり方から一変、『かな』と『あかね』の対立が始まります。

□『あかね』の回想シーン
 『あかね』が『かな』にあこがれて児童劇団に入る回想です。
子供の頃の回想だけあって『あかね』が頑張ってピーマンを食べているシーンもありましたね。
『かな』が『ピーマン体操』を歌っているということで頑張って食べる姿がとても微笑ましかったです。
さらに『アクア』と『アイ』が出演した映画をみてるシーンもあり、芸が細かくて、とても感動しました。

 そして、髪を切って帽子を被って『かな』の真似をしてオーディションに臨みます。
そんな『あかね』をみてスーツを着た男性が『かな』と見間違えて口を滑らせてしまいます。
出来レースだということを知った『あかね』が後から現れた『かな』に詰め寄り、問いただします。
問いただされた『かな』から出てきたセリフが子供とは思えないセリフでびっくりしましため。
子役から視聴率や知名度という単語が出てくるパワーが恐ろしいですね。
 この、闇落ちしたような『かな』と純粋な『あかね』を見ていると心がいたくなりますね。

 『かな』に言われたことを気にして、理解するために勉強したという『あかね』ですが、小学生の頃から心理学について学ぶというのは大分早い気がしますね。
そのおかげもあって演じる役の理解力がとても高まったというのも理解できますね。
 ※『あかね』が通っている図書館が、1期で『アイ』のことを調べる時に利用していた図書館と同じだと分かりやすく描かれているのがとても良いですね。

□回想終わって改めて舞台シーン
 『かな』の感情を理解した上で「そんなのダメだよ」と言うシーンが完全にホラーでしたね。
急に『あかね』がヤンデレの様に見えました。
 そして『あかね』の人を食べてしまうような演技が始まります。
これには、『今日アマ』の面々含めた『ルビー』も釘付けになっていましたね。
『かな』も「楽しい演技」と評価し、『あかね』の本気の演技で戦いたいという意図を理解します。
『あかね』の挑発に乗ろうとした『かな』ですが、過去の自分を想いだし、舞台装置に徹することを選びます。
『かな』の葛藤を見ると『あかね』のもっと自分勝手な演技をしている『かな』が良いという心情がとても理解できますね。

 舞台裏に戻り、自分の振る舞いに後悔している『あかね』に対して「引きずりだすぞ」という『アクア』がとてもかっこいいですね。
『アクア』の「引きずりだすぞ」のセリフで『あかね』と共に舞台に戻るところでエンディングでした。

■次の話への期待

 6話は『かな』と『あかね』の対立が描かれた話でした。
『あかね』の『かな』に対する想いや『かな』の葛藤が描かれていていましたが、ただただ『かな』が全力で自分勝手に演技を楽しんでほしいと思ってしまうような話でした。

 1期1話で登場した天狗になっていた『かな』が、なぜ今の様になったのかも分かりとても同情してしまいました。
本当に早く、『かな』が全力で自分勝手な演技を楽しめるようになってほしいと思うので、次回に期待したいと思います。

 最後まで記事を読んでくださよった方、本当にありがとうございます。
今後も少しでも読みやすい記事になるように努力していきます。



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