ニュース英語で英文読解 2023.7.14
今日のニュースはこちら。
記事の最初の段落なのですが、読んでいくといきなり「had been recorded」と過去完了形が出てきます。
過去完了形は「過去のある時点よりもさらに前の過去(大過去)」を示すもの。
これが出てきたら、基準になる「過去のある時点」がいつか、というのを読み取りにいくのが英文読解の常道。
この記事の場合、後段で「Philippine Institute of Volcanology and Seismology (PHIVOLCS) reported on Friday」と過去形が出てくるので、この報告までに起こった事象のことを言っているんだということがわかります。
書かれている事象の時系列をきちんと把握するには、時制を追いかけていくことが不可欠。
この記事の場合、基準になる「過去のある時点」よりも先に過去完了形が出てきた時点で「え?」と違和感を持ちたいところ。
日本語では英文の時制を細かく訳し分けるのが難しいので意識しにくいんですが、ここを意識するかどうかは英文の理解度を結構左右するので要注意です。
ちなみにDeepLによる訳は以下のとおり。
原文の順序をひっくり返し、情報ソースを最初に持ってきて、提供された情報の内容を後から続ける、というニュース記事の一般的なフォーマットにしているのは興味深いですね。