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単語帳の使い方~挫折しないボキャビル

「単語、どうやって覚えたらいいですか?」
「単語帳、どういうのを使えばいいですか?」
かなり頻繁に接する質問なんだが、これに即答するのは実は結構むずかしい。

その人の現状と目指すゴールによって答えがかなり違ってくるからだ。

ただ、少なくとも英語については、経験的に割りと広範囲の人に効果的な方法を紹介できる。

私が紹介しているやり方。

  1. 単語帳の先頭から1日30個覚える

  2. 翌日は前日の30個は放っておき、次の30個を覚える

  3. 1〜2を毎日繰り返して最後までやる

  4. 2周目以降は1日あたりの語数を増やしていく(2周目は50個、3周目は70個など)

やることはこれだけ。
どれだけ覚えているかの確認とかもしなくていい(したければしてもいいけど)。

暗記は「作業を愚直に毎日繰り返す」のが実は一番効果的なので、その作業をできる限りシンプルにしてしまおう、というのがこの方法の肝。
毎日シンプルな作業を繰り返す「だけ」なので、心理的なハードルが下がって途中で挫折する可能性が低くなる。
1日30個がキツいなら10個からスタートでもいい。

ぶっちゃけ、ここまで負荷を下げた方法でもやっていけない、というのであれば、正直お手上げである。

このやり方に使う単語帳はシンプルな構成のものがいい。
英単語→意味→例文(完全な1文になっているもの)というセットになっているものが理想的。

中高生なら「ターゲット」シリーズがおすすめ。

大学入試なら中堅校レベル、英検なら2級レベルまでこの方法で対応可能。

大学入試の共通テストレベルであれば、「ターゲット1900」のPart 2までを完璧にすれば対応できる。
ここで紹介した方法なら、ざっと3ヶ月で2周めまでが終わる。

まずは始めてみてほしい。

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大越 正浩
コミュニケーション・デザイナー。実態は翻訳とか通訳とか(英⇔日)。 外国語学習についてあれこれ書いていきます。 https://office-unite.com/