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登校は必要か?
学校に登校する必要性を考える。
今まで教室で机を並べて黒板に向かうことに疑問すら抱かなかったけど、
コロナの影響でオンライン授業をしてみたら、
「全然これで問題ない」という意見が多い。
問題ないばかりか、まじめな子ほど成績が上がると聞く。
意欲的な子ほど、自分のペースで学べる時間が多くなり成績が上がるのだろう。
教室では、できない生徒を基準に授業は進む。
いかに生徒を伸ばすかより、「落ちこぼれをださない」ことが先生の評価になるからだ。
そもそも学校制度は、どのように始まったのか?
日本では、明治に学校制度が始まった。
国が「国民を教育をしよう」と思ったのはなぜか。
それは他でもない、国を豊かにするためだ。
もっと言えば、豊かになるため工業化したかった。
そのための優良な労働者を作りたかったのだ。そのための学校である。
当時の「優良な労働者」について考えてみる。
工場は、ラインがあるから、皆が同じ時間にきて一斉に動き出す。
だから遅刻は厳禁だった。
また、一人の天才的な工員がすごい効率の良い作業をしても、生産性は変わらない。
製品はラインの速さ以上に速く完成しないからだ。
できる工員は不要で、平均以下の者を無くすことが大切だった。
モノづくりが国を支えていた時代はこれでよかった。
今は、GAFAM5社の価値が、
東証上場全企業(2000社)を超える時代となった。
GAFAは、もちろん製造業でなない。
(アップルは工場を持っていない)
GAFAと聞いて思い浮かべるのは、ジョブス、ベゾス、
ザッカーバーグなど、個人の名前だ。
GAFAは、彼ら個人の力によって大きな会社になった。
つまり、今は、平均的な者がたくさん集まっても、
一人の天才に勝てない時代なのだ。
今後、日本からそういった企業を生み出すためには、
何をしたらいいのか。
日本の教育は、落ちこぼれを作らない減点方式から
優秀な者を伸ばす加点方式に変えるべきであると考える。
コロナ禍のリモート授業が、変化を促すきっかけになってほしい。