元祖平壌冷麺屋note(71)
週末から行列が続いた。気温によって来客数が激変する。秋は何処へ。
冷麺のスープが美味しくなってきている。大根と白菜のトンチミの発酵具合が良い感じ。冬に向けて、どんどん美味しくなる。平壌冷麺が冬の食べ物であることは、あまり知られていない。
娘は生後7ヶ月で冷麺スープを飲み干して以来、生粋の冷麺主義者だ。2歳のとき、真冬の寒い日、「今日はうどんにしてみる?」と訊いたら、
「ダメ!冷麺なの」
とピノコのように、ほっぺを膨らませて返された。麺もスープも綺麗に食べて、器を厨房へ運ぶと、いつもハンメが「きれいに食べて偉いねえ」と褒めてくれるのが、嬉しい様子だ。
最近、長時間ステイするお客さんが増えてきた。焼肉でも長くて2時間くらいが外食のストライクゾーンだと認識しているのだけど、どうだろう。昨日は4時間、二日前には5時間の滞在も。
家のようにくつろいでもらえているのなら、ありがたいけど、8時間通し営業というのも考え直す必要があるかも知れないなあ。
冷麺屋には、季節が3つしかない。夏、冬、春。
飽きがない。空きがない。商い繁盛。そうであればいいな。
秋が来ない。
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