元祖平壌冷麺屋note(64)
まやむすびオープン日。開店待ちしていると、小さな店員さん(オーナーの娘さん)がひょっこりと顔を出し、お使いに走っていった。
だし塩、しゃけ、カルビおむすびをテイクアウトで、持参した手ぬぐいに包んでもらう間、店内でアイスコーヒーを飲みながら読書。
男性二人客がモーニングに来店したけど、イートインは来週あたりからですが、テイクアウトを待つ間にコーヒーが飲めますよ、と声をかけたら、じゃあそうします、となった。
徒歩3分でコーヒーの飲めるお店ができたのは、嬉しい。おむすびを持って帰宅。妻がシャケ、娘がカルビ、僕は塩。みそひともじ。
昨日とうって変わって忙しい。麺もうって変わるのは脳内ミュージック。BGMは「ステイン・アライブ」。4オクターブの声の持ち主、アヴちゃんバージョン。
卵を17個、釜に投入してからは、ビートルズの「アイ・ソー・ハー・スタンディングゼア」。「1、2、3、4!」のカウントでビートルズは、世界に飛び出したのだった。She was just seventeen. ロックだなあ。
東京からの使者、Kさん夫妻が、ひよこ饅頭をくださった。大学時代の「朝鮮語作文」の先生が「私のあだ名は、サラウンジギヌンひよこ饅頭です」と無表情に自己紹介されたので、クラスメイトが吹き出していたのを思い出した。学生がつけてくれたと嬉しそうに話していたけど、発想の転換に驚いたことを覚えている。陰口と捉えることもできるのに。生きて動くひよこ饅頭先生。元気にされているかなあ。
自分が教員時代は、かげで「カゴメのジョナサン」と呼ばれたことがあって、その時はセンスあるね〜と感嘆したのだった。
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