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元祖平壌冷麺屋note(170)
コロナはどこへ消えた?
と、昔のベストセラー本のタイトルみたいに呟いてみたくなるくらいに、冷麺屋も終日満席の、完売御礼が続いている。
コロナウイルスがなくなったのではなくて、世間で見えないようにして、コロナのことを出来るだけ考えないようにすることで、やり過ごそうとしているのだろうか。
マスクは実用性よりも習慣のものとされてしまった。感染の拡大を防ぐためにマスクをしているのではなくて、周りの目が気になるから、自分のためではなくて他者のためにつけているんだよね。他者依存の自己規定。
と以前、呟いたら、バイトの子が「アッパ(父)も同じこと話していましたよ」と教えてくれて、それが嬉しかった。遠い親戚となったバイトの子の父は、高校の時の恩師でもあり、「日本語」の授業が好きになったのは、先生のおかげだったから。
娘のボーイフレンド家族が、ご来店。冷麺、焼肉丼、ピビンパでは足らず、周りが焼肉を焼いているので、自分で焼きたくなったらしいS君が、甘口ロースとハラミを注文してくれた。
先日、S君がヴィッセル神戸のサッカー観戦をしていたことを思い出したので、「元ヴィッセルの選手が冷麺屋の常連さんで、いつもハラミを沢山食べているから、S君もハラミを食べてサッカーが上手になったりして」
と話したら、お父さんが「スキンヘッドのK選手ですね?」とご存知の様子だった。
冷麺屋で「ハラミのお兄さん」と呼んでいて、ご本人もその呼び名を気に入っているそうだから、そう呼ばせて頂いている。
週末の土日には、冷麺屋の近くで、「糸」のように縁で繋がった人たちが、大好きなものを集め、展示販売する「糸 ITO」というイベントを主催されるそうだ。
ハラミのオーダー率が高まりそうな気がしている。GW中は仕入れが少ないため品物が十分に提供できるかどうか、心許ないけれど。