元祖平壌冷麺屋note(59)

土曜の朝は、娘のピアノ教室の付き添い。風が強く吹いてきて、娘が「台風と自転車だったら、台風の方が勝っちゃう気がするなあ」と心配していた。

昨日の夕方から、アボジがリハビリを兼ねた麺打ちに復帰した。しばらくは、半日交代で麺打ちをすることに。

今日の冷麺を練るときの脳内BGMは、サザンの「01MESSENGER」。25年前の曲とは、思えない。現代のテーマソングか。

灘駅前に、「さざん」というラーメン屋ができて2年ほどで閉店してしまったけど、店内ではサザンオールスターズのライブ映像が流れ、ラーメンを食べながら、サザンの曲を堪能できる、素晴らしい空間だった。

その前の店舗は「喫茶春秋」で、店内BGMはビートルズだったから、毎朝、通っていた。ある日、ビートルズの全歌詞集をお店にお貸ししますよ、と店員さんに提案したら、半年後に閉店するんです、と耳打ちされ、The Endが流れた。

そのあとは、焼き鳥屋になり、5回ほど食べに行ったけど、今は焼肉屋に変わってしまった。

お店帰りに、たまたま、推しの歌手がインスタライブをしていて、最後の曲をリスナーに募集していたので、コメントでリクエストしたら、それを歌ってくれた。

月並みな表現だけど、音楽に癒され、音楽に救われていると感じた。

楽団練習へ。ピバダ第一楽章。血がたぎる。

団長が終わりの挨拶で「我が楽団は世界一の演奏ではなくて、朝鮮の曲を演奏したとき、さすが兵庫朝鮮吹奏楽団!と自分たちでこそできる演奏をしたい。団員はみんな、外国人登録証持ってるやろ?」と語った。激アツ。

血が沸いた。サザンも、ビートルズも、アツイけど、朝鮮の曲は、沸点が違う。



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