元祖平壌冷麺屋note(124)
昨日は、娘のピアノコンクール本選。冷麺屋は火曜日だけれど、年末なので昼のみで営業。早抜けし、準備万端(美容院でヘアセットを済まし、ドレスアップ完了)の娘が待つ家へ急ぐ。
ウェディングドレス級の白いドレスで、髪はティアラを編み込んだプリセンスに。本番さながらに、リハーサル演奏を三回。
西宮北口に到着したのが、受付時間より半時間早かったので、待合で少し時間を潰し、構内の本屋へ立ち寄る。「三体0」が出版されていて、「大好きな本なんだ」と呟いたら、
娘に、また今度買ったら良いんじゃない?と、背中を押される。年明けに買いたい本のリストに加えた。
ピアノコンクールの会場へ。緊張気味の娘の、手を温めたり、肩を揉んだり、声がけをしながら、出演を待つ。
娘は、小学1年生が24名出演する、第5部の4番目。曲目は、アレグレット。
しっかりと、練習通りに、ミスもなく、演奏を終えた。
何より誇らしかったのは、演奏後に待機席で、他の出演者たちの演奏を楽しそうに、リズムに合わせて身を揺らせながら聴いていたこと。
インターバルでは、プログラムの曲目を、囁いて、知らせた。
自分の演奏以外、我関せずで退屈そうにしたり、お喋りをしたりしている子たちと比べる訳ではないけど、色んな曲、色んな演奏を心から楽しんでいたのが嬉しかった。
結果は、殊勲賞。
〈冬のコンクール本選に於いて、期待を抱かせる魅力ある演奏をされましたので、ここにその賞賛の意を表します〉
おめでとう! 本当に、お疲れさまでした。
打ち上げは、帰り路のたこ焼き屋で、ささやかに行われたのだった。
来年もコンクールに出演したいと総括した娘。練習と本番が、自信に繋がったようで、それも嬉しかった。
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