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コンサルタントインタビュー(浦木 智康 編)

こんにちは。縄文アソシエイツnote担当です。今回はコンサルタントインタビュー第5弾、浦木智康編をお届けいたします!

浦木 智康(Tomoyasu Uragi)
大阪大学工学部卒業。カーネギーメロン大学大学院工学研究科(技術経営学、機械工学)修了。国土交通省で海事の安全・環境行政、インフラの海外展開から人事・採用まで担当。外務省では国際機関との調整業務に携わったほか、在NY総領事館経済部長として、日本企業の現地ビジネスを支援。人と企業の永続的成長に貢献すべく、縄文アソシエイツに参画


―まずはご自身のことを教えてください。

三重県の南端で生まれ、海と山に囲まれて育ちました。子供のときに走り回っていたあぜ道が、今では世界遺産に指定されているくらい自然しかなくて、東京のいとこが「こんな何もないところで何をして遊んでいるのか」と言ったくらいです。でも、豊かな自然が一番の魅力で、一番気に入っているところです。

大学進学で大阪に住んで人の多さに驚きましたが、大学は郊外にあり、ほどよい環境でした。勉学よりも友達の家に入り浸ったのが当時の思い出です。

就職で初めて東京に住むようになり、今では故郷の次に長く暮らす場所になりました。

―縄文に入るまでは何をしていたのですか?

広く社会の役に立ちたいとの思いがあり、新卒で国土交通省に入りました。技術系職員として、主に船舶関係の安全・環境基準の国際交渉を担当したり、日本企業の優れた技術を海外に輸出するための支援に関与したりしました。24時間かけてブラジルに出張したり、0泊3日の日程で東南アジアを回ったりと、忙しいながらも楽しい仕事でした。

米国留学を経て、その後も国際絡みの仕事に携わることが多くありました。やがて外務省に出向して、前述のような国際交渉のほか、安全保障関係にも従事しました。外務省の海外拠点の一つである在ニューヨーク総領事館に赴任し、経済分野の関係強化、利害関係調整、情報収集なども担当しました。

―縄文に入るきっかけを教えてください。

実は、留学先で縄文の今の社長と出会ったのです。それぞれ違う学部で学んでいましたが、長期休暇にはよく一緒にバックパックを背負って旅をしました。お父さんが日本のヘッドハンティングでは草分け的存在ということをぼんやりと聞いたような気がしますが、当時は友人としての関係で、縄文のことを意識したことはありませんでした。

その後も友人付き合いは続いていたのですが、あるとき、人材面で日本企業に役立つということに興味があることを話したところ、だったら縄文でやってみてはどうかと言ってもらったのがきっかけです。

役所には優秀な人材が多くいますが、ややもすると閉鎖的なところがあります。私は、民間企業(大企業もスタートアップも)、アカデミア、役所の間で優秀な人材が行き来する環境を整えることができれば、これら三者と日本経済に大きなプラスになると考えています。それぞれの職場における給与水準や働き方といった点でハードルは高いものの、縄文に入ればきっと何かできると思いました。これが役所を飛び出し、縄文に飛び込んだきっかけです。

―縄文での仕事ではどのようなことを意識していますか?

縄文の役割は、価値ある出会いを数多く作ることです。ご相談いただく会社と、弊社と関係を持っていただける個人の双方にとって、一生付き合おうと思ってもらえるような出会いを作りたいと思っています。そのためには、双方の思いを理解することが大事で、いわばこれが我々の仕事です。私は、個人の生い立ちや定年後の人生のイメージなど、「そんなことまで?」と思われるようなこともお伺いするようにしています。少しでも詳しくお話を聞かせてもらって、その方の価値観・人生観に貢献できるような会社やポジションをご紹介したいとの思いからでして、実際にこのような質問をされると答えづらいかもしれませんが、可能な範囲でお答えいただけるとありがたいです。

―この記事を読んでくださっている方に伝えたいことはありますか?

転職すればすぐにバラ色、ということを目指す方がいらっしゃるかもしれません。そうなれば素晴らしいことですが、私どもがお手伝いさせていただくようなポジションだと、短期的に結果が見えるような簡単な仕事でないことも往々にしてあります。新しい世界に飛び込めば、苦労があるのは当然です。多少の不安を抱えながら、慣れない環境でしっかり腰を据えて仕事をした先に見えてくる面白さがあり、それを感じていただけるような出会いをお手伝いしたいと思っています。石の上にも三年、というのは現代社会では古い言葉のように捉えられつつありますが、私はお手伝いした方が転職してしばらく経ってから「転職して良かった」と思えるような出会いを目指しています。

―最後に、休日の過ごし方は?

写真が好きで、街歩きや子供の習い事などで写真を撮っています。「ちびまる子ちゃん」に出てくるたまちゃんのお父さんのような感じですね。たまちゃんのお父さん同様、私も子供に写真撮影を嫌がられることがあり、そのようなときは大人しく引き下がっています(笑)


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