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【インドひとり旅・デリー&アグラ①】デリーで訪れた5つのイスラム建築
8月に初めて北インドに行ってきました。
訪れたのは主に世界遺産に登録されている歴史的建造物。
備忘録としてまとめておきます。
①ジャマー・マスジッド-オールドデリーの中心から町を見下ろす
まず行ったのは、オールドデリーにある古いモスク、ジャマー・マスジッド。
ミナレット(塔)に登れると聞いていたので、まずは高いところから町を見てみたかったのです。
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写真右側のミナレットに登りました。そこからの眺めがこちら👇
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ジャマーマスジッドは、世界遺産ではないけど、塔からの眺めは最高。
モスク入場料とは別に棟に上がる入場料がかかり、かつ両方とも外国人価格なのですが…景色には満足! 堪能しました。
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②レッドフォート(Lal Qila)‐モディ首相が演説する象徴的場所
ジャマーマスジッドから歩いて向かったのは、レッドフォート。ユネスコ世界遺産です。
前日のインド独立記念日にはモディ首相が演説した場所でもあり、インド人の観光客もたくさんいました。
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日本語では「赤い砦」とされていて、外側からの見た目は、確かに長い城壁なのですが、内部に入ると…
宮廷とその周囲に整備された庭園。広大です…。飲み水必携。
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イスラム様式の建築が美しい。
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夏にも涼しく保つため、この建物の下には水が引かれていたそう👇
細かい細工が素晴らしかったです。
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説明書きによると、国王が嘆願書を受け取る場所、楽師が音楽を演奏した場所、そして国王が暗殺された場所など…この場所でいろんなドラマがあったんでしょうね。
③クトゥブミナール-インド最古のミナレットがある世界遺産
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インド最初のイスラム王朝による遺跡で、ヒンドゥー王朝の城砦の一部を破壊してイスラム建築に作り直したもの。
かつては世界で一番高かったというミナレット(塔)の迫力もすごいのですが、私的には見どころは壁一面に掘られたアラビア文字や幾何学模様などイスラミックデザインの細かい彫刻。
遠くからみるとシンプルなデザインの建物に見えるだけに、寄った時に気づく壁の彫刻の手の込みようにびっくりしました。
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夜7時からは、ライトアップされます。
簡単なライトアップなのですが、夕闇に塔が浮かび上がった瞬間、周りにいたインド人が「おお~」「いえ~い」と盛り上がっていて、なんだかほっこりとしました。
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季節にもよると思いますが、18時頃に入場すると、夕方のゴールデンアワーと19時以降のライトアップを両方楽しめてよかったです。
④ユフマーン廟-悲しい雰囲気のお墓にしてインドイスラム建築の傑作
「ここは絶対に行くように」とバンガロールで知り合ったムスリムのガイドさんに言われていた世界遺産。
ムガル帝国第2代皇帝ユフマーンのお墓で、ペルシア人だった彼の奥さんがペルシアから職人を呼び、9年かけて建設させたそう。
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美しいのですが、なんか悲しい空気に満ちているような、そんな場所でした。
ユフマーン、王妃のほか、王子や宮廷人など150人が眠っているらしく、そういう歴史が染み出ているのかも。
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裏手の方に行くと、人が少ないこともあり、どっしりとした静けさ。
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⑤街中の美しい階段井戸-アグラセン・キ・バーオリー
北インド各地にあるという階段井戸。
デリーにもいくつか有名な階段井戸があり、なかでもここはコンノートプレイスという繁華街からも徒歩圏内。
映画撮影も行われた有名な場所だそうで、日本人観光客もちらほらいました。
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水は生きるために必須なだけでなく、涼も取れ、水浴びもできるので、憩いの場、神聖な場、特別な場とされ、王族のために装飾が施された井戸も多いそう。
階段になっていて、季節によって水位が異なっていても、楽に水が使えるという発想が実用的で素晴らしいし、なんといっても建築として見ごたえがある! 入場無料だし(ここ重要!)、アクセスしやすいし、おすすめです。
歴史の知識がインド旅をもっと楽しくする
現在はヒンドゥ教が多数派の北インドですが、今回訪れた世界遺産や人気観光地がほとんどイスラム建築ということに改めてびっくり。
北インドは北からイスラム勢力に攻められてイスラム化したけれど、南の方まではイスラム勢力が来なかったため、南インドにはヒンドゥ教の遺跡が結構残っているらしいです。なるほど!
旅行をしているといつも思うけど、歴史を知っていると旅の楽しみは10倍くらいになりそう。インドの歴史をもっと勉強してみたいなと思いました。