【厄介な自論】「はてしない物語」は赤い表紙だからいいんだ!【おすすめ本】
今日も暑いので大学の図書館に逃げ込んでいる芸大生です。
芸大の図書館というのは優秀なもので、映画や舞台映像も資料として見れたりなんかします。
それこそ「アベンジャーズ」だったり、めっちゃ古い「七人の侍」だとか「羅生門」なんかもあったり……。
でも、午後から補講もあるので、映画はやめて、本を読むことにしました。
しかし、芸大の図書館はほとんど資料ばっかなんですよ。あとは古い日本小説とかばっかりで、「ハリー・ポッター」みたいな海外ファンタジーはないんですよね。
だけど、先生のオススメ本の中にはあれがあるんです。
ミヒャエル・エンデさんの名作「はてしない物語」!
これを置いてあるのはセンスがいい! 「流石先生わかってますなぁ」とオススメした先生がどなたか知りませんが、なれなれしく思わず言いたくなってしまいます。
この本の概要を簡単に説明すると、いわゆる「異世界もの」となっています。
続きと名前はぜひ本編を。というわけで。
ファンタジー名作の本作品は映画化もされており、第3作まで作られています。
僕も小学生だか中学生の時見ましたが、子供心ながらに「そーなるのかぁ」と言いたくなりましたね。
もちろん映画は映画で面白かったと思っています。特撮技術もすごくて、ファンタージエンの世界観をうまく表したワクワクする素晴らしい映画です。
ですけど、原作において大切な物語後半が描かれてないし、幸いの龍はファンコンじゃなくてフッフールだろ!
と、割と小学生の頃「はてしない物語」にどハマりして何度も読んでいた自分は色々言いたくなりました。もちろん面白い映画でしたし、映画オリジナル要素も楽しめたので、映画の感想も語りたいのですが…、
けれどもこれは別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。
うひ〜〜〜
一回これ言ってみたかったんですよね!
……すみませんうざかったですよね。自粛します……。
まぁ、本題は学校においてある「はてしない物語」についてです。学校においてある本作。なんと、
エンデ全集上下巻版!
なぜ、赤い表紙じゃないんだ!
僕は見るたびに叫び出したくなります。
「中身が一緒ならいいじゃないか」と言われる方、いらっしゃると思います。
ですが違うんです。「はてしない物語」は赤い表紙だから最高のファンタジー作品なんです!
赤い表紙の「はてしない物語」を、バスチアンは読んでいるんです。そして、そのバスチアンの物語を、赤い表紙の「はてしない物語」として、僕たちが読む。
僕たちも、バスチアンと一緒に冒険できているかのような。僕たちも物語の一部になっているかのような。そんな魔法みたいな時を感じさせてくれる。
「物語に出てくる本を自分も今手に取っているんだ」それが素敵なファンタジーを感じさせてくれるんです。つまり、
赤い表紙の「はてしない物語」は、最高のなりきりアイテムなんです!
だから最高にワクワクするんです!
物語はもちろん素晴らしいんです。でもこの作品をもっと素晴らしくするのは、やっぱり赤い表紙だと思うんです。それで最高のファンタジー作品になっているんだと思うんです。
でもね。こーいうこと司書さんに訴えかけるわけにはいかないし、第一こんな細かいこと気にする人はそうはいないので、それに僕は自分で自分が厄介な人というのもわかっているわけで……。
僕は今日も歯痒い思いをしています。
で、この変なプライドのせいで、読みたいのに読めないでいます。バカだと笑ってください。
しょうがないので、今日は手持ちの本を読みます。願わくは古本屋で赤い表紙の「はてしない物語」を見つけたいものです。
もしかしたら……、
そこにはアトレーユではない別の誰かの物語が描かれているのかもしれない。
その誰かがまた旅をし、そして僕は「幼ごころの君」を見るのだ。
そして僕はきっと思いつくのだろう。女王の名を。そして叫ぶのだ。ファンタージェンを守るために、女王を救うために……。
おっと、でも……
けれどもこれは別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。
……最後また言っちゃいました。すみません💦
オリジナルファンタージエンストーリーを考えて夏休みを過ごすのもいいかもしれませんね。
実際に、多くの作家が自分的「はてしない物語」を書いた、「ファンタージエン」シリーズなるものも存在します。
僕もいつか、このシリーズを書けたらなぁと、夢見たいなことを思っています。