ニートを1年やった所感
2024年は、1年丸々ニートしていた初めての年だった。この1年で気づいたことや感じたことを書く。多少の自分語りもある。
〇ニートが全然いない
この1年、旧友に会う機会が多かった。結婚式の二次会や旅行などで、中学・高校・大学時代の友人達、累計20人程と久しぶりに会った。その中に、 ニートが自分以外に1人もいないことに少し驚いた。しかもみんな正社員。すげえ。
日本のニート(15~34歳で就学も就職もしていない人)の人口は57万人(2022年時点)。割合にして、15~34歳の約2.3%。若い世代の50人に1人くらいはニートである計算になる。
参考 https://hataractive.jp/useful/5271/
何者かになりたいそこの君。
ニートになれば1/50の存在になれるぞ!(無責任)
計算上、旧友にニートがいないのは当然だった。もしくは、観測できないニートがいたのかもしれない。ニートになってしまった自分を、旧友に見せたくなかったり、情けない・恥ずかしい気持ちがあって、来れないニートがいたのだろうか。
自分には、そういう気持ちが全くない。これは自分の長所だと思う。誰かを害したり、悪いことをしてないし、ニートな自分を否定しなくてもよいと思う。自分に期待してないだけな気もするが。
存在するかもわからないニートに思い馳せてしまった。
〇元気が出てきた
ここ2か月ほど、習慣がついてきた。散歩、読書、ゲーム、日記。この4つはほぼ毎日こなせている。半年くらい前までは、「やる気がないとやれない」だった。最近は「やる気がなくても、なんとなく取りかかれる」ようになった。以前よりは生活が充実してきている。
仕事を辞めて1年と2か月が経つが、働いていた当時は軽い鬱だったのでは?と今になって思う。心療内科で診てもらってないし、自称鬱病みたいな感じになるのは好きじゃない。しかし、実感として、やる気やエネルギーみたいなものが強くなってる感覚はある。平均レベルよりは怠惰であるとは思うが。
1年以上だらだらと休むことで回復したのかもしれない。ただ、週5日8時間の労働生活を始めたら、2,3年で限界がきて元に戻る予感がある。それは嫌だ。とはいえ、生きていくために金を得る方法を探さねばならない。何も分からないが、とりあえず、働きたくねえ。
〇散歩は楽しい
上にも書いたが、散歩が習慣化した。最近は、ほぼ毎日約5㎞歩いている。
元気になったのは散歩のおかげかもしれない。「運動脳」という本によれば、運動するとセロトニンやらドーパミンやらの脳内物質がでやすくなるらしい。本では、ランニングなどの有酸素運動が想定されていたが、散歩でもいいだろう(適当)。
散歩をしていると、考え事が捗る。家で横になっている時の考え事は、同じところをぐるぐるループしている感覚になる。散歩中は、コップの底に沈殿したものがかき混ざるような感覚になる。それが心地よい。考え事といっても、ゲーム(ストリートファイター6や麻雀)についてが多いのだけれども。
散歩は楽しいし、習慣になった。逆に、散歩に行く気にならないときは、自分が不調であると気付ける。習慣は調子のバロメーターにもなると気付いた。
暇な人は散歩、おすすめです。
まとめ
気分の波は大なり小なりあったが、割と元気に過ごせた1年だった。