2024年の振り返り 家族に思いを寄せる
私はケアマネジャーとして、ご本人の支援を中心に考えています。しかし、在宅での生活が続けられるのは、ご家族の支えがあってこそだと痛感しています。私の地域では、高齢の親を高齢の子どもが介護するケースが増えています。ご家族が健康を損ねると、在宅生活が一気に崩れることも少なくありません。その日々は非常に危ういものだと感じます。
実は私自身もアルツハイマー型認知症の父を介護しています。自分の生活を維持しながら、他者の生活にも気を配る毎日は大きなストレスがかかり、とても疲れます。これまで順調に続いていた在宅介護が突然崩壊する場面を、何度も目の当たりにしてきました。そのたびに、家族の健康や心の安定がどれほど重要かを痛感します。
このような経験を通して、ご本人への支援だけでなく、ご家族への細やかな声かけやサポートの必要性を改めて感じています。これからも、自身の経験を活かしながら、ご家族が少しでも安心して介護を続けられるように寄り添っていきたいと思います。