高校生の読書紹介3「真夏の方程式」
こんにちは!
さとうです!
今回紹介するのは…
東野圭吾先生の「真夏の方程式」です!
第1回の投稿で「容疑者Xの献身」のあらすじ、感想を書かせて頂きましたが、ガリレオシリーズ第2弾というわけで「真夏の方程式」をチョイス。
あらすじは以下の通りです。
夏休みを玻璃ヶ浦にある伯父一家の家で過ごすことになった恭平少年は、海洋調査で同じ町に来訪した湯川学と出会う。
伯父一家経営の旅館に湯川は泊まることになったが、翌朝、もう1人の客である元刑事の塚原が近くの海で死体となって発見された-。
一見普通のミステリ小説かと思うのですが、予想の斜め上のまた斜め上を行くのが東野圭吾先生の凄いところ。
ここで、15年前の事件が語られます。
それが、仙波という男が殺人犯として逮捕された事件-仙波事件です。
しかし、その事件は既に完結したはず。
一体、15年前に何が起きたのか。
そして、塚原が亡くなったのは事故なのか、事件なのか。
今回も、ガリレオ先生こと湯川が謎に挑みます。
真相を解明することが正しいのか、あるいはどこまで解明することが正しいのか、ずっと考えさせられました。
偏屈少年こと恭平くんと湯川との掛け合いや、ふたりが一緒になって実験をするシーンは微笑ましく、一見冷静沈着に思える湯川の優しさを改めて感じます。
だからこそ、ラストは切なく、心に残るものがありました。
ひと夏のヒューマンドラマを楽しみたい方はぜひ、読んでみてください☺️