人は多面体

最初に言いたいことの全てをまとめます。
「人間って、サイコロみたいだから。1つの面だけに注目してもその人の全てはは見えないし、理解できないよ。」
 
人間関係において、
「毒親とはもう関わるな。」
「その彼氏と縁を切った方が良いよ。」
よく耳にするし、私自身も、よく言われてきました。だけど、本当に両者が救われるのって「別れ」という選択だけでしょうか。
決めつけるようで、すみません。この問いかけに対して、きっと皆さん、こんな台詞が出てくるでしょう。
「はあ?あいつが私を壊したんだよ。
私は被害者なのに、逃げてはいけないの?。」
毒親、モラハラ彼氏、メンヘラ彼女、自己否定強い人etc.
この世には様々な、「人」にとって「有毒」と言われる「人」がいます。
その人達は、人を壊したり、死に追いやったり、再起不能にしてしまいます。
言葉だけ聞くと、被害を身近で受けていると、一刻も早い有毒な人との「別れ」の選択が有効であり、最善のように思います。
だけど、その人達は私やアナタと同じ「人」なんです。
そして、有害な人から逃げただけでは、アナタはまた苦しみに付きまとわれるでしょう。だけど、真っ向から自分にとって有害な人と関われば、アナタはとうとう壊れてしまう。
だからこそ、理解するんです。その人のことを考えるんです。ここでの理解の意味は、その人に共感して自分が受けた苦しみを忘れろということではありません。また、その人のことを考えるとはその人に優しい感情を向けろとも、憎いと思えとも違います。そこに注意してください。
ただ、どうしてこんなことを言ったのかな。本当はなんて言いたかったのかな。
言葉の裏の意図やその人が置かれている環境を知ることや考えることは歩み寄りにつながる気がします。
私自身もよく、出来損ないが生まれてきてのうのうと生きてきてごめんなさいというような気持ちになります。
しかし、それは浴びせられた言葉や羞恥によるものであって、過去の遺物にすぎません。
自分の基準が他人の言葉に乗っ取られるとまるで自分が愛されないごみのように感じられるのです。
しかし、ネガティブな気持ちになったときこそ、トラウマを思い出した時こそ、自分は今を生きていることを思い出してください。
過去は消えない歴史の一部だけど、そこから未来が生まれ、私たちは今日を明日を生きていきます。
人は多面体であるから一面のみを見てはならない。これは、自分自身にも言えることなのです。
ご自身のいい所はありますか。
話が面白い。優しい。肌がきれい。英語が得意。などなど。
他人や推しをほめるように、さあ自分の良い面を見つけにサイコロを振りましょう。
そして、日々、精進してまいりましょう。
考え方次第で、明日もきっと、いい日になります。

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