フランス展覧会情報

パリと地方の展覧会情報を毎月アップしていきます。そのほか、特別コンテンツも随時販売。フランスのコアな美術情報をお探しの方にお届けします。

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最近の記事

フランス展覧会情報(2024年11月_2)

FAB Paris 2024 グラン・パレ(パリ) 2024.11.22 - 11.27 https://fabparis.com/en/home/ Fine Arts Paris およびLa Biennale des Antiquairesとの連携により誕生したFAB Parisが先導するアートフェア。古代から現代までの「世界の全ての芸術(アート)」とその創造性を称賛するという理念の元開催される。世界中から集った100社を数える出展者(ギャラリー)と共に、新コレクター層の

    • フランス展覧会情報2024年11月_1

      「リベーラ、闇と光」 パリ市立プティ・パレ美術館 2024.11.5 - 2024.2.23 https://www.petitpalais.paris.fr/expositions/ribera 17世紀のバロック美術を代表する画家の一人、ホセ・デ・リベーラの画業を振り返るフランスでは初めての展覧会。カラヴァッジョの作風を受け継ぐ画家としても知られるリベーラは、物乞いであれ、哲学者であれ、聖人の姿であっても、画面においては現実性を追求し、その人物の心情ひいては尊厳を描き

      • フランス展覧会情報2024年10月_2

        「カイユボット、男性を描く」 オルセー美術館(パリ) 2024.10.8 - 2025.1.19 https://www.musee-orsay.fr/fr/agenda/dossiers/autour-de-caillebotte-peindre-les-hommes カイユボットの没後130年を記念して開催される展覧会。代表作を含むおよそ70点を展示し、絵画とともにパステル画やデッサン、写真なども紹介する。カイユボットは、自身の周辺から作品の主題を発見し取り上げた

        • フランス展覧会情報2024年10月_1

          「ハリエット・バッカー(1845-1932)、色彩の響き」 オルセー美術館(パリ) 2024.9.24 - 2025.1.12 https://www.musee-orsay.fr/fr/agenda/expositions/harriet-backer-1845-1932-la-musique-des-couleurs 19世紀末に活動したノルウェーの女性画家ハリエット・バッカーのフランスにおける初めての回顧展。バッカーは豊かな色彩と光に満たされた室内画や田舎の風景

          フランス展覧会情報(2024年9月_3)

          「ハンツ・バーグルエン - あるギャラリストと彼のコレクション」 オランジュリー美術館 2024.10.2 - 2025.1.27 https://www.musee-orangerie.fr/fr/agenda/expositions/heinz-berggruen-un-marchand-et-sa-collection ドイツ生まれのギャラリスト、ハンツ・バーグルエンの珠玉のコレクションを公開する。第二次大戦時アメリカへ亡命し、やがてヨーロッパに戻り画廊を開いた彼は、

          フランス展覧会情報(2024年9月_3)

          フランス展覧会情報(2024年9月_2)

          「写真家セリーヌ・ラガルド(1873-1961)」 オルセー美術館(パリ) 2024.9.24 - 2025.1.12 https://www.musee-orsay.fr/fr/agenda/expositions/celine-laguarde-1873-1961-photographe セリーヌ・ラガルドは「ピクトリアリズム」の潮流において、重要な位置付けをされた国際的な写真家の一人である。およそ140点のオリジナル写真を並べる本展は、ラガルド初の回顧展であると同

          フランス展覧会情報(2024年9月_2)

          フランス展覧会情報(2024年9月_1)

          「ボルゲーゼ美術館の名品」 ジャックマール=アンドレ美術館(パリ) 2024.9.6 - 2025.1.5 https://www.musee-jacquemart-andre.com/fr ローマのボルゲーゼ美術館が所蔵する16世紀から17世紀のイタリア美術の名品およそ40点を、1年以上の改装工事を経て再開したジャックマール=アンドレ美術館で紹介する展覧会。ボッティチェッリ、ラファエロ、カラヴァッジョ、ティツィアーノ、ヴェロネーゼらの作品が並ぶ。イタリア国外への貸出が

          フランス展覧会情報(2024年9月_1)

          フランス展覧会情報(2024年8月_3)

          「ボナールと静物の詩情」 ボナール美術館(ル・カネ) 2024.6.29 - 2024.11.3 https://museebonnard.fr/index.php/fr/les-expositions/expo-en-cours 日常生活における「ありふれたもの」を見つめ、描いたボナール。アンティミスト(親密派)の一人としても認められる画家は、1910年代初めから約20年近く、桜桃の実と枝葉の柄が施された花瓶を度々作品に表した。この花瓶はボナールにとって家族の結び付きを

          フランス展覧会情報(2024年8月_3)

          フランス展覧会情報(2024年8月_2)

          「サイコシス, アートと映画における表現」 ロデーヴ美術館(ロデーヴ) 2024.7.15 - 9.15 https://www.tourisme-lodevois-larzac.fr/musee-de-lodeve-expositions-temporaires 吸血鬼ノスフェラトゥ、メトロポリス、カリガリ博士…絵画やグラフィックアートが、1920年代のホラー映画といかに相互に影響を与え合ったかを探る。A. Macke, E. Heckel, O. Dix, K. Sch

          フランス展覧会情報(2024年8月_2)

          フランス展覧会情報(2024年8月_1)

          「動く身体」 パリ市立プティ・パレ美術館 2024.5.15 - 2024.11.17 https://www.petitpalais.paris.fr/expositions/le-corps-en-mouvement 2024年のパリ・オリンピックパラリンピック開催を記念して行われる入場無料の企画展。「芸術とスポーツを結ぶ」ことを目指し、8つのセクションを設けて、古代から20世紀初めまでの芸術表現における競技の様相を明らかにする。各セクションは「競技の起源」、「勇

          フランス展覧会情報(2024年8月_1)

          フランス展覧会情報(2024年7月_4)

          「百貨店の誕生 モード・デザイン・玩具・広告 1852年ー1925年」 パリ装飾芸術美術館 2024.4.10 - 2024.10.13 https://madparis.fr/Exposition-La-naissance-des-grands-magasins ボン・マルシェ、サマリテーヌ、プランタン、ルーヴル百貨店、ギャルリー・ラファイエットといった「百貨店」は、消費社会における現代性を象徴する新たな神殿として、19世紀半ばに誕生した。モードの大衆化を推し進め、

          フランス展覧会情報(2024年7月_4)

          フランス展覧会情報(2024年7月_3)

          「ナビ派における女性たち  - つまるところ」 ポン=タヴェン美術館(ポン=タヴェン) 2024.6.22- 2024.11.3 https://www.museepontaven.fr/fr/62-animations/a-voir/301-femmes-chez-les-nabis-22-juin-3-novembre-2024 19世紀後半、ポール・ゴーギャンの周りに集った若手芸術家達は、自らを「ナビ派(ヘブライ語で預言者)」と呼び、新しい表現形式の発展に挑んだ。本展

          フランス展覧会情報(2024年7月_3)

          フランス展覧会情報(2024年7月_2)

          「ボナールと日本」 コーモン・アート・センター(エクス=アン=プロヴァンス) 2024.4.30 - 2024.10.6 https://www.caumont-centredart.com/en/bonnard-et-japon 「フランスの画家ピエール・ボナールの創作における日本美術の影響」をテーマにした初めての展覧会。ナビ派の一人としても知られるボナールは、若い頃に「日本かぶれのナビ」と芸術家の仲間たちから呼ばれるほど日本美術に親しみ、とりわけ浮世絵が彼の作品の

          フランス展覧会情報(2024年7月_2)

          フランス展覧会情報(2024年7月_1)

          「ピカソ -  イコノファージュ」 ピカソ美術館(パリ) 2024.6.11-2024.9.15 https://www.museepicassoparis.fr/fr/picasso-iconophage ピカソの作品が多くの場合他を参照した、アプロプリエーションで成り立っていることは有名な話である。また、非常に前衛的で、アカデミズムを嫌ったピカソは、その一方で美術史の系譜の中に自身を位置付けることを厭わなかった。ルーブル美術館に足繁く通った画家の制作は、写真、ポストカー

          フランス展覧会情報(2024年7月_1)

          フランス展覧会情報(2024年6月_2)

          「マシュー・バーニー SECONDARY」 カルティエ現代芸術財団(パリ) 2024.6.8 - 2024.9.8 https://www.fondationcartier.com/en/exhibitions/matthew-barney-2 ニューヨーク、ロングアイランドの作家のスタジオで撮影され、2023年春に初めて公開された「SECONDARY」は、11人のバーニー自身を含むダンサー、パフォーマーによる60分あまりの映像作品である。本作のテーマは、1978年8月12

          フランス展覧会情報(2024年6月_2)

          フランス展覧会情報(2024年6月_1)

          「ヤン・ファン・エイクの新たな装い」 ルーブル美術館(パリ) 2024.3.20-2024.6.17 https://www.louvre.fr/en/exhibitions-and-events/exhibitions/a-new-look-at-jan-van-eyck ヤン・ファン・エイクの傑作「聖母子の前で祈る宰相ロラン」通称「宰相ロランの聖母」の修復完成を記念する特別展。絵画表面を暗くしていた酸化ワニスが除去され、本来の輝くばかりの色彩を取り戻した作品の状態を展覧

          フランス展覧会情報(2024年6月_1)