ChatGPTと作る教員の新しい働き方のイメージ3「学級準備編」
はじめに
今回は、教員が学級運営にGPTをどう活用できるか、その魅力と可能性について一緒に考えてみたいと思います。
GPTを授業に取り入れることにより、生徒一人ひとりに対してよりパーソナライズされたサポートがしやすくなり、結果として全員の学びが深まることでしょう。GPTの導入は、これからの教育において大きな変革をもたらすことが期待されています。そんなわけで、これまでにご紹介したGPTのアイデアを振り返りつつ、実際にどのように使えるのか、事例を交えてご紹介していきますね。
①子供の発達特性に対する理解を深めよう。
新しい学年になり、もち上がり以外では新たな子供たちと学級を作っていくことになります。多くの良い出会いがある中で、このようなニュースがありました。
ここに書かれているように、学級の中には発達障害の児童・生徒が35人のクラスなら3人はいることになります。
教員が発達の特性を理解することが非常に重要だと感じています。これは、すべての子どもたちが学校で楽しく、充実した1年間を過ごすために、個々のニーズに配慮することが必要だからです。
特に発達障害を持つ子どもたちは、他人との関わりに困難を感じることが多いです。理解が進んでいない状況で適切でないアドバイスを受けると、子どもたちはさらに苦しむことになります。
この問題を解決するために考えたのが、GPTの活用です。
このGPTsは特別支援学級の対応だけではなく、発達障害の児童に対する相談にも乗ってくれます。
使用例
では、実際に使ってみたいと思います。
今日は学級の中のADHDの特性が強い児童についてきいてみます。
と、ここまでなら本を読むのと変わりません。GPTsのいいところは、具体的に教えてくれることです。では「2の教室の環境調整としてパーテーションを設置することを考えているのだけれどどうでしょうか?」と聞いてみます。するとこのようにかえってきました。
このようにメリットデメリットも丁寧に教えてくれます。私はGPTsの良いところは多忙な教員と違い何度質問してもいいということです。
さらに、自分一人で考えるよりも考えの幅が広がるという点です。この良さを生かせば発達特性の強い子が学級でうまくやっていく上でのサポートを事前に考えることができます。
ただし、これにも弱点があり、情報が少ないとADHDへの基本的な対応にとどまってしまいます。これでは個別最適化された支援とは言えません。事前の情報が多いほど良い対応ができるので、前担任からの情報取集など事前にできることを進めておきましょう。
②学級で行うアンケートなどの作成を依頼する
このGPTsはアンケートを作ることを目的にしています。学校で行うアンケートを作るのに協力してくれます。
これは、学級目標を考えるためのアイディアだしや、学級活動を決めるためのアンケートなどでも使用できます。最終的に紙媒体かGoogleフォームなどで行うかを選べるようにしています。うまく活用してみてください。
ちなみに学校以外のアンケートも作れるのでぜひ使ってみてください。
最後に
今日はここまでにします。後半はまた加筆する予定です。(所用が入ってしまいました。)最後に一つGPTsを作ったので紹介して終わります。
これは、どんなイラストでも塗り絵にしてくれるGPTsです。試しに使ってみてください。