アキハバラ88か所はどうなった?
◆アキハバラ88か所について
アキハバラ88か所というのがある。
正確にはあった。
"かくしごと"や"絶望先生"、"有頂天家族"のキャラデザでサブカルオタクたちの心を長年掴んできた漫豪ことギャグ漫画界の御大久米田康治先生。
その大先生がかつて週刊少年サンデーで連載していた"かってに改造"で取り上げていた、要は秋葉原の名所リストである。
ちなみに"かってに改造"のほうが"絶望先生"よりアキバ、オタクネタを頻繁に使っていたのは、元アシだった"ハヤテのごとく"の作者畑健二郎先生の影響らしい(絶望先生は風刺・政治ネタに走っている)
連載時の話の流れとしては、この88個の巡礼場所を順番に巡ることでお目当てのフィギュアとか萌えグッズを見つけられるとかそういうものだった(このネット検索ではなく、足でグッズを探しているというのが時代を感じる….)
詳しい話の流れとアキハバラ88か所全てのリストについてはこちらをご参照ください(当時のファンの方のホームページです)
http://www.yutoriweb.com/kai/229.htm
http://www.yutoriweb.com/kai/229-1.htm
・アキハバラ88か所との出会い
自分はかってに改造をリアル連載では読んでいなくて、叔母がたまたま買ってきたコンビニリミックス本(総集編みたいな薄いやつね)でこのエピソードを読んだのだが、当時いたいけな小学生オタク見習いだった自分はこれに釘付けになった。
当時"ネギま"を始めとして"らき☆すた"、"ハルヒ"、"ハヤテのごとく"など順当にオタクロードを走り始めていた自分にとってアキバは一種の夢の場所だった。
自分のような眼鏡でダサい格好をしてはいるが、好きなアニメやゲームのことなら一騎当千、博覧強記な大人たちがひしめいている。
スポーツ選手にとってのオリンピア、ギャルにとっての渋谷、メンヘラにとってのサンリオ(?)、当時の自分にとってのそんな憧れの地がアキバだった。
なので、このかってに改造を読んだときは、いつか秋葉原に行けた暁には絶対にこのアキハバラ88か所を巡ってやろう!と思っていたのだ。
それから幾年月が流れ、当時のオタクに夢見る少年が立派なオタク青年(?)になり、就職で上京したことで秋葉原に頻繁に通えるようになって数年。
秋葉原の地理やお店の配置も分かってきたことでさあ、幼き頃の夢を叶えるとすっか、となったのが最近のことである。
◆20年でアキハバラ88か所はどうなった?
で、改めてこのアキハバラ88か所を調べたら…..
殆どもう存在しないのである
殆どもう存在しないのである(大事なことなので2回いいました)
連載時からほぼ20年、個人営業店や中小規模のお店も多かったことから
まあ、この結果は仕方ないと言わざるを得まい。
幼少時の淡い思い出として蓋を閉じよう、そうだどっかメイド喫茶にでも行って萌え萌えきゅんを食らって忘れてしまおうとも思ったのだが
今でも残っているお店に興味があったし、昔の秋葉原を知る機会でもあったので個人的に調べることにした。
というわけで長くなったが今、アキハバラ88か所を調べている。
現在進行系なのでまだ途中である。
・今のアキバとアキハバラ88か所
・巡礼場所リスト
ここまでの所感としてはやっぱりPCショップの数がえぐい。
おそらくこのくらいの時代が電子機器のアキバとしては最盛期だったのだろうと思う(特に石丸という会社は全然知らなかったが当時はそこら中にビルがあったようだ)
◆情報求む
とりあえず半分の40までは調べ終わったので、これから残りも調べようと思っている。
おい、これおかしいぞ!俺の記憶と違うぞ!という方がいたら情報求む。
特に昔のソフマップ、あきばお~の各店舗の位置に詳しいニキはコメントください。