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53.チャットGPTに「あらかじめ正解が用意されている問題を解く能力」が優れている学生について質問してみた

【質問】
設問に対して、4つの選択肢から選ぶような「必ず正解がある問題」があります。
このような「あらかじめ正解が用意されている問題」を解く力を学生の時に身につけても、実際の社会に出てみれば、あまり役に立たないという意見があります。
どう思いますか?

【回答】
私の意見では、あらかじめ正解が用意されている問題を解く能力は、学生時代には重要である一方、実際の社会に出るとあまり役立たない場合もあります。以下に、その理由と考えられる側面をいくつか示します。

1.複雑性と不確実性の増加:社会では、問題はしばしば複雑で不確実な要素を含みます。問題の解決には、単純な選択肢から正解を選ぶだけではなく、情報を収集し、分析し、複数の要素を考慮する能力が必要です。

2.創造性と柔軟性の必要性:実際の社会では、新しいアイデアや解決策を生み出す能力が求められます。あらかじめ正解が用意されている問題では、既存の知識やパターンに基づいて解答を選ぶだけで済みますが、創造性や柔軟性を必要とする問題には対応できない場合があります。

3.協調性とコミュニケーション能力:現代の社会では、他の人との協力やチームワークが不可欠です。単純な正解が用意されている問題では、個人のスキルだけで解決できるかもしれませんが、実際の社会では他の人とのコミュニケーションや協力が必要な場面が多いです。

以上の理由から、あらかじめ正解が用意されている問題を解く能力は学生時代には重要ですが、実際の社会に出てからは、問題解決能力や創造性、コミュニケーション能力など、より幅広いスキルが求められる傾向にあります。そのため、学生時代には、あらかじめ正解が用意されている問題に取り組むだけでなく、より実践的な問題や現実世界の課題にも積極的に取り組むことが重要です。

【感想】
人生において、解決しなければならない問題にぶち当たった時に、
共通テストのマークシート問題のように、
「あらかじめ正解が用意されている問題」
だったら、人生はこんなに楽な話はない。

人生において私たちは何度も問題にぶち当たる。
解決策を考える。
例えば4つくらい思いつく。でも結局のところ、たいていは2つにしぼられる。
分かれ道で言えば、右に行くか、左に行くか、だ。

人生は「決断」の連続でもある。
「右に行く」ことを決断して実行する。
実はこの行動自体が、誤りだったりする場合がある。

なぜなら、
「人生はマークシートの問題ではない」から。
人生には、
「正解のない問題もある」から。

つまり人生には、右か左かの分かれ道のどちらも「正解」ではないことがある。
この道を進んできたこと自体が間違いだった、ということだ。

そこで、「第3の選択肢」になる。
「引き返す」
という選択肢が。

と、偉そうに書いたが、実際の話、右にも左にも実際に行かないで、どちらも「正解」でないことを予見できる人なんているのか? とは思う。
もしいるとしたらその人は「人生の天才」だろう。

天才でない凡人は実際に右に行ってみる。「正解」でないと知る。後戻りする。
今度は左に行ってみる。
そこで初めてどちらも「正解」でないと知る。
かなりの労力と時間を使ってしまったことを知る。

さらに困ったことには、右に行ってみて、「正解」でないと知っても、もう後戻りが出来ない場合も多い。
この場合は、失敗したと後悔しつつ、先に進むしかない。
そうすればいつか、また新たな道が開けることを思って。

ということで冒頭に戻る。
人生が「あらかじめ正解が用意されている問題」だったら、こんな楽な話はない。

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