サイダーは夏休みの味

自動販売機の話をしていたら、昔の自動販売機は瓶が入っていた事を思い出しました。
ガラス扉を開けて、お金を入れると瓶が刺しているところのストッパーが外れ１本、取り出せる様になっていました。ガラス扉の反対には、栓抜きが付いていて、その場で、栓を抜き飲めるようになっているのです。
自動販売機の横には、瓶を戻せるケースが置いていました。

瓶の自動販売機

祖母は、ジュースなど、絶対買ってくれませんでした。
飲み物も手作り。
まぁ、その頃アメリカから入って来る物は、添加物が、沢山入っていて身体に悪いという噂もありましたしね。

小学３年で、父の転勤で、祖母と生活が離れると、母が専業主婦になり、ゆるい生活になりました。

コカコーラも３年生で初めて飲みました。昭和４５年です。
母が買ってきたのです。
３人で、コップに分けてドキドキしながら
飲みました。
「なんか薬みたいな味だなぁ」と渋い顔を父はしていましたが、その後、コーラにハマったのは父でした。

私は、サイダーが好きで「三ツ矢サイダー」「スプライト」「キリンレモン」「セブンアップ」などあったのですが、一番は「リボンシトロン」。
中学になり、暑い夏休みの間だけ、一日一本限定で買ってもらっていました。お米屋さんからケース買いです。
当時、社宅のアパートの三階に住んでいたので、配達はとても助かりました。
今と違って個人店が配達していたんですね。

リボンシトロン

ケースで買うと、粗品が付いてくる事もありました。
「リボンシトロン」のグラスが長く実家にありました。

これの他にスインググラスもありました。

グラスがあったのですが、瓶からの一気ラッパ飲みが大好きでした。
いかに“ゲップ”と戦うかに毎回チャレンジしていました。
夏休みの思い出です。