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車にも、乗ろう

スタイリストになった頃、両親が定年で戻って来ました。
家も建て替え、祖母との4人生活になりました。
バイクで仕事をする事が大変で父の車を借りていたのですが、父も再就職する事になり、車を探す事になりました。

従姉妹が、「友達に車を買い替えたい人がいるので、どう?」と言って来たので飛びつきました。
見せに持って来た車は「HONDA city」
当時、一世風靡した車です。
1200cc、ハッチバック3ドア、“トール ボーイ”というニックネームが付いている、車高が高い車です。今は、軽自動車で良く似た車がありますが、ボックス型の先駆者的な車です。
5速ギアで、走りも良く、見た目も可愛くて、ライトが丸目なのが私のお気に入りでした。

HONDA City

持って来た車は、シルバーで、外観は地味なんですが、なかを覗くと紫のファーがボンネットや、シートに、敷き詰めていて、土足禁止。
ギアには透明のアクリルに花が、入っていて、綺麗にはしているのですが、しっかり、ヤンキーバージョン。
タイヤもぶっとくて、車体からはみ出しています。
元に戻す事を条件に買いました。
普通のcityになってやって来て、荷物もたっぷり乗せられ、小回りもきいて、活躍しました。

ギアの水中花


一人での仕事で、経理も学ばなければと、税務署に確定申告の書き方の勉強会にも行き、車は社用車にして、税金対策もしました。

ところが、やって来て初めての車検で、「車検通りません」の連絡が、、、
何と、元に戻して貰ったはずなのに、“シャコタン”だったのです。
車高が売りのcityに車高を削ってシャコタンにしていたのです。
タイヤが、元に戻っていたので油断してました知らずとはいえ、ヤンキー仕様で走っていたのかと思ったら恥ずかしく感じました。

秘湯の温泉に行くのにガタガタ道でも、カーブが続く山道でもスイスイ走れた良い車です。
ドアが閉まらなくなって、エアコンも効かなくなって、走行距離10万kにもなり、廃車になりました。
次は、「TOYOTA  スターレットターボ」になりました。

最近の車は、どうして男性好みのデザインが多いのでしょう。
個人的には、丸目が好きです。
女性好みのデザインの車が増えれば良いなと思っています。

古い車といえば、友達が「おじさんの車借りて来たからドライブ行こう」と、皆んなで乗り込んだ車が、「日産 ブルーバード」の初代の車でした。色はベージュで、4ドア。
車の内装が可愛く、ハンドルが細く、前のドアと後ろのドアの間に、ガラスの一輪挿しの花瓶が付いていて、造花が飾っていました。
一番可愛いのは、方向指示をすると、オルゴールが鳴るのです、左右違う音楽です。
皆んなで気持ち上がってドライブしました。

日産ブルーバード

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