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かわロボチャンピオンズリーグ2024 開催!!


開会式

来年で第30回を迎えるかわさきロボット競技大会
夏の本大会には毎年数十~200名以上のチームの中からただ一人の最強を決めるトーナメントが行われる。
優勝するには機体の製作技術はもちろんのこと、操縦技術の他、プレッシャーに耐えうる精神力、勝負強さ、運等も求められる。

ただ、一度は考えたことはないだろうか…
歴代の王者どうしを戦わせたらどうなるのだろうか?
その中でさらに最強なのは一体誰なのだろうか…?




全選手入場!!


最も操縦が上手いといえばまず名が挙がるのはこの男!
その動きはまさにプロポの魔術師!!
第13、14回優勝者! NEMESIS(ネメシス) こっしー選手!!


かわロボは実戦で使えてナンボのモン!
機能美=強さ! 立命館で磨いた実戦かわロボ!!
第15回優勝者! 燐(オニビ) みこ選手の登場だ!!!


ロングロッド使いなら一度は目標にする男!
歴戦の長槍使い…
達人の奥義が今、実戦でバクハツする!!
第16回優勝者! K314-024 (ケーサンイチヨン オーニーヨン) ナッシュ選手!!


その試合はまさに電光石火!シールド回転の代名詞!
前人未踏、幻の3連覇を成し遂げた唯一無二のチャンピオン!!
第17,18,19回優勝者! まだできてないの Alice-K選手!!


小型シールドが繫栄し、駆逐されるハメになったのは誰のせいだ!?
コイツのせいだ!!
主催兼選手!俺より強い奴に会いに行く!
第21,22,24回優勝者! 下剋上 (ゲコクジョウ) 酒鶏選手!!


邪魔するやつはぶん回すぞ!!!!
歴代唯一、横回転での優勝経験がある王者!
第23,28回優勝者! Luch5 (ルクス) もりっち選手!!


ツインミドルロッドはこの男が完成させた!!
電大の切り札!!
第25回優勝者! 明月 (メイゲツ) r-paka選手だ!!


数字が語るは積み重ねた機体の歴史…
その技術が今ベールを脱ぐ!
第27回優勝者! K314-67式 (ケーサンイチヨン ロクナナシキ) days選手!!


山は越える為にある!!
今最も若き王者…
俺たちは君を待っていたッッ!
第29回優勝者! 双嬢 TNJ選手の登場だーーーッ!!


以上9名の総当たり戦によって王座争奪戦を行いますッ!!
人数は過去最少規模、ただし濃度は最高な大会が今幕を開ける!

参加資格は  かわロボ本大会優勝経験 ただそれだけ!!

ルールは
・第29回かわロボ準拠
・全試合2本先取制の総当たりリーグ戦
・同着の場合は負け試合数が少ないほうが上位
それでも同じ場合は決戦試合1本勝負にて決着

それでは…試合開始!!


各機体紹介とハイライト

各選手の簡単な機体紹介と、試合の切り抜きを短時間のハイライト動画に纏めました。

NEMESIS

2006年の優勝時を彷彿とさせるバケットアームとリアの2ユニットがシーソーのように可変する6脚ユニットが特徴的
近代のトレンドとは一風変わった構成ですが果たして…

カメラマンの「シャッター切った直後に勝敗が入れ替わってた」との言が印象的
通常では隙にはなりえないようなわずかな瞬間にスッと相手の懐に入り込みそのまま場外!という展開が多かったです。

本人に意識してやってるのか聞いたが無意識とのこと
精密なプロポさばき、熟練したテクニックと経験則があってこそなせる技なのか…
流石モーターなんでもアリ超火力時代をその腕一本で切りぬけてきた男は一味違う!


モーター8発低速ギア比の近代的な高火力回転シールド
それに加えアームを差し込まれる隙間を極力減らした堅牢なボディを備えた機体
配線も含め機能美を徹底した丁寧な作りの機体ですね。

アームの火力を過信しすぎず、安定した脚周りで堅実、丁寧な立ち回りが印象的

大会翌日に気づいたようですが、アームモーター8発のうち配線が半分抜けていて4発しか回っていなかったとのこと

手前側の端子が抜けてますね

ドジっ子属性も披露しましたがそれでも十二分な戦いを披露してくれました!


K314-024

この大会の為に脚周りを新調してきたとのことでやる気十分!
4chにてロングロッドとミドルロッドを同時に操るその手腕は如何に…

遠距離戦での間合いの取り方はさすがの一言
近接戦闘に持ち込まれても2本のミドルアームで冷静に対処する場面も
同時に2つのアームを使い分けれることからかなりの修練を積んでいることが伺えます…
最後はフリーバトルでの場面ですが、2つのアームを同時に操作することで見事なバックドロップが炸裂しました!


まだできてないの

全盛期の火力は抑え、その代わりに復帰機構を装備。
当時と遜色がないどころか、サスペンションを加えさらに磨きがかかった速攻はこちら!

試合開始から1~2秒での速攻の圧が凄まじい…
スタート直後ですぐに態勢を整えないと何もできないままにやられてしまいますし、耐えたとしても、復帰アームがついたことによる粘りもあるため常に相手はスリリングな戦闘を強いられますね。
掟破りの地元走りこと、シールドの真上を駆け抜けて背後を取るという場面も…


下剋上

3種のシールドアームを換装し使い分けることで幅広い相手に対応
以前よりも機体サイズをより小さくすることでより小回り、加速、潜行性能を強化しましたが果たして…

機体の体格や火力では劣るところをアーム換装、立ち回りでカバー。
常に相手に合わせて調整するシビアな操縦、立ち回りが要求されました!
小ささを活かした攻撃の回避や省スペースでの復帰、切込みを行う場面も。


Luch5

まさかの一試合目で横回転アームの上下動が破損し停止…
(予備用意しとけや!!)
本人曰く「ちょうどいいハンデだ!」とのこと

上下動による振り下ろしや復帰無しでもこの有様…
さすがの熟練度合いとデスロール!
横回転唯一の優勝経験は伊達ではなかった!


明月

ツインミドル+換装での対応力と、高性能な脚周りによる機動力
ミドルレンジでは敵無しですが果たして…

大型脚による安定した走行とスピードでタイミングを見極めて切り込んでいく
曰く「双嬢と67式を仕留めたのでミドルロッド界隈では最強!」とのこと
実際、投げ合いのタイミング、勝負強さは流石のものでした!


K314-67式

左右のユニットの固定シャフトをスライドすることで機体幅を変更可能。
小型シールドと中型ツインミドルロッドの二つの顔を持つ機体です。

実質2機体をそれぞれ操る対応力
製作台数と長い経験に裏打ちされた、安定した機体性能と焦りを一切感じさせないような冷静沈着な操縦が光りますね!


双嬢

山越えするための機体と言わんばかりの独特の柔軟性を持ったボディセッティング
横回転以外にはツインロッドのみで挑む徹底した戦闘スタイル

得意の山越えでガンガン攻め、自分の有利な状況を押し付けていく!
相手に主導権を握らせず自分のペースで試合を進め、2タテする展開が目立ちました。

全試合動画

https://www.youtube.com/watch?v=NhSg5CxTXEE&t=2183s

最初から46分44秒までが大会 以降がフリーバトルとなっています。
試合順は決めず できる組み合わせからガンガン回す形
一部撮れていない試合や修理で後にとばしている試合もあります。

試合結果

総当たり戦の結果は以下の通りとなりました!

対戦表
順位表

一筋縄ではいかない面々だったこともあってか、全試合勝利した選手はおらず、なかなかもつれ込んだ結果となりました。

栄えある第一回大会のチャンピオンは…
双嬢 TNJ選手に決定しました!!

やはり最新の王者は強かった!
勝数では同率もありましたが、負け星の少なさでトップに
自分の得意な戦術を押し付けていくことで2タテさせていく展開が功を奏しましたね!

TNJ選手には栄光のチャンピオンベルトが贈呈されます!



閉会式

今回方々に声をかけた結果、2006年以降の本大会のチャンピオンで現役で選手を続けているほとんどの方が集まってくれました!
このイカれた企画に賛同いただき感謝です!!

今年はこのような結果になりましたが、また来年のルール改定後だと変わってくるのだろうか…

なんにせよ年1度もしくは数年に1度くらいの恒例行事にしてみたいですね!
次回は新たな参戦者は増えるのだろうか…
どんな結果になるのだろうか…
乞うご期待!

ではまた!!


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