僕が書き始めるとき
はじめに
これは誰だろうか。ミルトン・エリクソンという人物だ。
全米催眠療法学会を設立した催眠療法の筋では有名な方です。
「その写真を出しておまえは何をするんだ!」
最初から叱られてしまった。
私はericksonAと名乗っているが、Milton.H.Ericksonその人の名前を借りた。
「一体、エリクソンというのはどんな人物なんですか。」
「あなたが、名前に冠したいほど気に入っているその人の功績が知りたい。」
実は、私自身もエリクソンの功績はよくわからないんだよ。
エリクソンのエピソード
・ポリオにかかったこと
ポリオって一体なんだ。
国立感染症研究所のホームページから抜粋
「病原体はポリオウイルスで、エコーウイルス、コクサッキーウイルスとともにエ ンテロウイルス属(腸内ウイルス属)に分類される。
ポリオウイルスは経口的にヒトの体内に入り、咽頭や小腸の粘膜で増殖し、リンパ節を介して血流中に入る。その後に脊髄を中心とする中枢神経系へ達し、脊 髄前角細胞や脳幹の運動神経ニューロンに感染し、これらを破壊することによって典型的なポリオの症状を生ずる。発症後1週間を経過すると、咽頭分泌液には ウイルスはほとんど排泄されなくなるが、糞便には数週間にわたって排泄されるので、感染源としての問題を生じる。
感染者の90〜95%は不顕性に終わり、約5%(4〜8%)では、発熱、頭痛、咽頭痛、悪心、嘔吐などの感冒様症状に終始し(不全型)、1〜2%では上記の症状に引き続き無菌性髄膜炎を起こす(非麻痺型)。
定型的な麻痺型ポリオを発病するのは感染者の0.1〜2%である。その場合には6〜20日の潜伏期をおき、前駆症状が1〜10日続いた後、四肢の非対称 性の弛緩性麻痺(AFP)が出現する。この場合、特に小児における前駆症状は2相性となることが多く、初期の軽い症状の後1〜7日の間隔をあけて、表在反 射消失、筋肉痛、筋攣縮などの前駆徴候がみられ、その後麻痺に進展する」
エリクソンはこんな病気にかかったんです。それも2回かかっています。
彼はベッドにうずくまり、目だけを動かすことができたが、それ以外は全く動かすことができなかった。
医師はエリクソンの家族に3日ももたないだろうと告げた。
このような状況に普通の人間が陥ったとしたらどうなるだろうか。
たぶん、医師の予告通り、3日で命の日を消していただろう。
エリクソンは死の淵から這い上がった。
自分の力で
動けない身体の少し動く手足を少しずつ動かして、彼は立って歩こうとした。
その時、彼は妹や弟達がよちよち歩きをしているのをベッドから見ていた。
関節の使い方、立ち上がり方、右足の出し方、左足の置き方をつぶさに観察して、真似をしたのだ。
そんなこと、普通はできない。
だけど、エリクソンは自らの鋭い観察力を使ったのだ。
それがのちのち、催眠療法でも生かせることになる。
私はこのようなミルトン・エリクソンに憧れた。
エリクソンのことを書いてある書籍を片っ端から読んだ。
ますます、好きになった。
私は、エリクソンの教育セミナーという本を買ったのがエリクソンを知る最初なのだが、それが20歳後半だと思う。
しかし、その本を途中で読んでみて面白くないので、途中で投げ出ししまった。7000円もする本だが、なぜか知らないが私に合わなかった。
再びその本を読んだのは45歳、ちょうどうつ状態で仕事を2週間ほど休んだ時のことだ。
偶然、書棚にあったエリクソンのその本を取り出し、読み出したら止まらず、読み切った時、感動している自分がいた。
それからはエリクソン関係の本やソリューションフォーカスドアプローチなどの本を片っ端から読んだ。
それ以来、私はエリクソンの虜になった。
私は37年間保護観察官や地方更生保護委員会委員の仕事を続け、37年間の仕事を終えた。
最後はあっけなかったが、とにかく仕事を終えた私はカウンセラーがやりたかった。
私は大学時代から心理学を専攻し、カウンセリングを中心に学んでいた。
本当はカウンセラーになりたかったが、当時は大学院に進学しないとなれなかったため、大学院に進学するつもりであったが、父が癌で急死し、資力のない母のもとでは大学院進学は断念せざるを得なかった。
今から思えばアルバイトでも、奨学金でも考えられたと思うのだが、私の頭は就職しかなかったので、そのまま法務省に就職することになった。
だから、私の心の中ではカウンセラーになりたいという気持ちが沈んでいたのが死に絶えてはいなかった。
それが退職してふつふつとやりたい思いが湧いてきたのだ。
公認心理師試験を受験し、何とか3回目で合格し、民間団体の認定カウンセラーの資格、NLPマスタプラクティショナーの資格も取り、退職した年の4月から小さなハイツの一室を借りてカウンセラーとしての仕事をスタートさせた。
今はなんとかクライエントも付くようになり、カウンセラー以外に家事調停委員の仕事やSNS相談員と幅広く行っている。
家事調停員の仕事をしているため、カウンセリングでは結婚カウンセリングなどの仕事は引き受けていない。
カウンセリングにおいては、精神疾患のクライエントさんとかかわる機会も多い。クライエントさんでかなりよくなられた方が絵の才能のある方がいて、その方と一緒に私が書いた児童小説に挿絵を描いてもらうことになっている。
発表の場はこのnoteで決めている。児童小説のほうは以前からamazonで発表している(「駄菓子屋の銀じいさんの夏休みの宿題」)ものである。
よろしければ、サポートをしていただけますでしょうか。 精一杯頑張りたいと思います。