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行った大学がまずかったのか。。。

俺は中学くらいの頃から、女の子たちから「気持ち悪い」と言われ続けました。クラスの中で浮いたような子でしたし、男子の場合は、自分と利害関係のない奴のことは気にしないんだけど、女子は周りの人間に敏感なんですよね。

だから大学に入った時に一番心配だったのは英文科を選んでしまったことでした。
英文科となると当然女の子が多くなります。
西南学院の受験では法学部と英文科と両方受けていて、両方受かったら法学部に行く予定でした。無事両方とも受かったのですが、ところが運命の悪戯で京都の大学に入ることになってしまい、その大学には最初は行く気はなかったので、なんとなく英文科に願書を出してしまったのでした。
俺は、英語が好きでしたし、アメリカ映画が好きで、アメリカに憧れる子でしたから。

男女半々くらいだろうと予想していたのですが、女の子が8割近いクラスに入ることになりました。あの当時、あの大学は英文科は2クラスで、もう一つのクラスの方は半々だったのに、女性の多いクラスにいれられることになったのです。

なんという不運。

しかも、あの頃のあの大学は少人数制を売り物にしていました。クラスごとの授業が他の大学よりも多く、だから友達が作りやすい、普通の大学だったらそうそう同じクラスになるわけじゃないからクラブにでも入らなければ友達なんてできないけれど、ここだったら友達ができますと最初のオリエンテーションで言われたのです。

大学からすればそれが一つのセールスポイントだったんだろうけど、俺は高校も行かなかった身。3年も誰とも付き合えず、引きこもっていたのに、すぐにクラスの輪に溶け込めるわけがありません。

本当に取材不足だった。
もっと考えてから大学を選択するべきだった。
だけど不登校で、やっと大学に入れた俺にはそこまで考えているようなゆとりはなかったんです。

でも、あの当時の俺は前向きになっていました。女子が多いのも、自分の女性恐怖症を治すチャンスだと前向きにとらえようと思っていました。
それまで不登校で辛酸を舐めるような経験をしたから、石に齧り付いてでも大学は卒業しなくてはと思っていたのです。

しかし、世の中は過酷。

どうにか大学に入って半年を過ぎた頃から、女の子たちの悪口・陰口が始まったのです。




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