私の52個のエートル トゥルマンテ ◆6個目◆
◇ゴミ山の誘惑◇
「お世話になったから…」とやっていた親戚の家片付けには、まさかの続編が待っていたんです。
親戚の家の中には、あの「ゴミポリス」によって出せなかった本の山がありました。なんでも、大量に出してもダメ!ということで、どうしようかと悩み、ネット検索したところ、専門書の買取を発見!「タダでもいいから持って行ってくれないかなぁ」と電話をしたところ、50年以上前のものなら「結構価値があることが多いんですよ」と業者。
「とりあえず、本の写真を撮って送ってください」と業者に言われたが、すでに梱包してヒモでガッチリ絞ってある。。。結構面倒。でも、50年前のものは価値があると聞いたので試しにネットで調べたところ、何十冊とまとめれば2000円以上で取引されていることがわかりました!中には1冊で数千円となっているものも!!
少しほどいて古いものだけまとめて写真を撮り、試しにフリマサイトに出してみたら、あっという間にアクセス殺到!まさかの3万円で落札されました。驚き!「これ、もうヤバくない!」とちょっとその気に。
それからは、親戚の家に行くこと3回、古い本を掘り出してキャリーケースにパンパンに詰めて持ち帰り、出品すれば1冊が1000円、5000円、9000円とポロポロと売れ、お金が入る喜びを噛み締めていました。気づけば売上も数万円!これはクセになると、夜中も入札状況をチェックしたりして、まさに中毒状態。
気づけば自分の部屋は、本と段ボール箱の山。ルンバも「掃除できないんですけど…?」と無言の抗議。
そんなゴミ山に家族がやってきて、
「断捨離するって言ってたよね?」
「逆にゴミ増やして、断捨離なんて無理だわぁ」
「きれいな清潔な部屋で寝ることの方が大切だよ。」「いつ売れるかわからないものを大量にずっとそばに置いとくなんて心の健康を維持できないよ」
と言って去って行きました。
このままはよくないと猛反省。。。
「来週までに売れなければまとめて処分するぞ!」と心に決め、まとめて5,000円で出したらすぐ売ることごできました。
ただ、どうしても手放せなかった1940年のB5サイズの古書2冊。今でも9500円で出しっぱなしです。
絶対売れるという変な自信を捨てきれない。あの高額売却をもう2回!稼がせて!
いつか売れると思い、欲望が捨てきれない私なのです。
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