落語っぽい

皆様こんばんは。むつつきです。
先日兄弟会を見に行ったのですが、その時にふと。
そう言えば内田百聞先生って落語になりそうな人だよなーと思ったんですよ。
丁度百聞先生の『御馳走帳』を読んでいた性もあるんですけど。
例えば
『人を大勢よんで御馳走するといふのは、我が儘の行きづまりである。さう云ふ事をしてはいけない事を知ってゐる。しかし、よびたいから、よばうと思ひ立った。』
とか
『なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う。』
と、借金までして電車にのる。
しかも行きは目的がないから一等車じゃなきゃいやだ。
帰りは帰ると云う目的があるから三等車でも良い。
思いつめていない借金だから、貸す方も気が楽で、なんとなく貸してくれるとか。
あげく駅が混んでいるとなぜこう混雑しているかが分からない、どうせ用事がないに決まっている。とか言っておりまして。
いやいや、1番用事がないのは貴方でしょ!?と。

分かる様な分からない様な感じがものすごく落語っぽいんじゃないかなと。
『菊池寛が落語になる日』と言う本もありますが、落語家の皆様、百聞先生も落語にしてみてはいかがでしょうか♪是非聞いてみたいです。

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