待ち望んでいた乳がん。

2017年、11月。

ある日、乳頭から出血した。
慌てふためいたりするんだろう。普通は。
でもわたしこう思った。
『あ…やっときた』

私はいわゆるTHE乳がん家系。
祖母、伯母、姉3人、父（男性乳がん）
という
超サラブレッド。

だからずっと言われてた。
『あんたもなるから気をつけて』。

だからその時、
あーやっときたか。
呼んじゃったな。
呼び寄せちゃったな。
って思った。

当然よね。
だって準備してたもん。

お風呂でおっぱいチェックする度、
しこりを探し求め、
乳がんの兆候を追い求めてた。

そりゃあ、なるよね。

あるものとして、いつも確認してたもんな。

ショックではあったはず。。

でも心のどこかでワクワクのような
どこか楽しんでる？ような
そんな気持ちがあったのだから
驚く。

思えばこの時から
今のこの状態を
予期していたのだと思う。