布ナプキン、月経カップ。途上国でベターなのはどっち?
このタイトルが気になる人、正直かなりマイナーだと思います。笑
それでも記事を開いてくださってありがとうございます!
これも何かの縁なので、ガーナで性教育をしている私の経験と想いを見ていってください。
今日のこと
今日はNGO所属の数名が首都から来て、高校の先生と地元の権力者に生理用品(布ナプキン、月経カップ)の話をした。というのも、このNGOは活動の一環で中学校や高校の女子生徒に布ナプキンと月経カップを配っているため、関係者の理解促進の意図もあり今日の会が開かれた。そこには、私と一緒に性教育をここでしているガーナ人女性も、主催者側で出席した。
NGOからの説明後に質疑応答の時間が設けられ、会は終了した。
布ナプキン、月経カップ。分かれる意見
NGOの方は月経カップ激推しだった。同じものを10年間使えることを全面に出し、フロアにもアピールした。
質疑応答時、NGOと同じく主催者側にいるガーナ人女性から質問。「この地域には十分な水がありません。家に水道はなく、水は近所から汲んできます。消毒のためだけに沸騰させた水を使うこともできません。この地域でどう月経カップを使えばいいのですか?」と。この女性は以前から「私は月経カップをよく思っていない。機能的には問題はないだろうけど、衛生面でいうとこの街の現状には合わない。」と言っていた。
NGOの方は困った様子だった。NGOの彼女らも月経カップ使用者だがアクラ在住。彼女らからしたら煮沸消毒や衛生的な保管に対する困難はほぼない。
結局、NGOの方と、現地のガーナ人女性の意見が少しでも混ざることはなく会は終了した。
ガーナの現状
私の住んでいる町では、小中高校生が生理用品を買うために援助交際をする。ここの中学生はお金をくれる男性のことを「彼氏」と言っているけれど、私は「パパ」なんだなと思っている。
日本のパパ活とは訳の違うことがここでは起こっている。日本と唯一同じところだなと思うのは、搾取される側は簡単に捨てられるということ。
ここでもお金に困っている訳ではなく、興味本位でセックスに走る子どもももちろんいる。ただ、理由はどうあれ、妊娠をしたり性感染症に感染したり、結局取り返しのつかないことになってからでは遅い。無知な少女たちは見捨てられる時もある。家族からでさえ。
生理用品事業の必要性
私は今、布ナプキンの普及活動をしようとしている。月経カップ反対派の女性は布ナプキン推奨派なので快く協力してくれている。小中学生の保護者のみなさんに布ナプキンの話をしたときは、賛同して「布ナプキンの作り方教えて!作りたい!」と言ってくれる方もいた。
恵まれている環境。
ただの布をふんどしのように巻いて月経期間をやり過ごしている子たちに布ナプキンを届けたい。子どもたちに、平等に教育の機会を。
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この記事は私の想いが先走った内容になっています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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