片腕欠損の方に物乞いされたらどうしますか?
私は西アフリカの国、ガーナ共和国在住。
今日の体験を記す。
アフリカの一部の状況に思いを馳せ、あなたなりの答えを見いだしてほしい。
右肩から先がない男性
私はガーナの首都アクラでUberに乗っていた。
信号で止まると、道路脇で待機していた男性が窓に寄ってきた。
彼は口元に手を持っていく仕草を繰り返している。
この仕草には「食べ物を恵んでくれ」という意味がある。
彼の髪の毛は茶色く汚れていて、服もボロボロだった。
それに、右肩から先がなかった。
彼は右肩を私に見せ、「食べ物をくれ」と訴えていた。
私は何もできなかった
私は何もしなかった。
反応すらもしない。あれは自己防衛のための行動だった。
ただ、果たしてその行動は私の中の正解だったのだろうかと、それから数時間経った今も考えている。
答えは出ないのだけれど、考えた先に自分なりの答え(のようなもの)が見えてくるだろうと期待している。
あなたならどうするだろうか
人の数だけ答えがあると思う。
私の友人はこういう時、普通に挨拶して楽しく会話をするんだそう。
彼女は
「彼らは四肢が欠損していようと明るい。“不幸”なんて決して思っていない」
と言っていた。
表面上だけのことではわからないことももちろん多いけれど、彼女は彼女なりの答えを見出してここの人たちと関わっている。
それが大切なんだろうと思う。
さて、あなたならどうするだろうか。