No.95 7年前何者でもなかった自分が、スペインで順風満帆な生活をするまで。。。
こんにちは!
スペイン在住のMasaです!
11月になり、今年も残りわずかとなりました!
この時期になるとクリスマスや年末のような1年を締めくくる楽しいイベントが沢山やってきますね。
そして、多くの人が1年の振り返りをすると思います。
自分も毎年末にその1年間の振り返りをするようにしています。
そんな中、ふとnoteのある応募企画が目に入ってきました。
ちょうど良い機会だと思ったので、今回の記事では7年前何者でもなかった20歳の自分が現在スペインで順風満帆な生活をするまでのお話を書いていこうと思います。
将来的に海外移住を考えている人、何かしらの目標に向けて頑張っている人に読んでいただければ嬉しいです。
~何者でもない7年前の自分~
7年前、20歳だった頃、大学でスポーツ関係について学んでいた自分は、皆さんが容易にイメージできるような普通の大学生活を送っていました。
スポーツが好きだったということもあり、将来的にその道に進めればいいなぐらいの曖昧な考えを持っていました。
アルバイトも週に3~4回。
実家暮らしで、友達と遊んだりご飯を食べたりするためのお金を稼ぎながら、特に大きな目標もなく過ごしていました。
この頃、自分の人生をこれから大きく動かすきっかけになることが起きます。
それは、春休みを使った2ヶ月間のカナダ留学。
それまで人生で1度も海外に行ったことがなく、パスポートも持っていない、英語力0人間がカナダへの留学を決意しました。
というのも、その当時は東京オリンピックが開催予定でした。
スポーツ好きな自分にとって「英語が少しでも話せたらオリンピックに関連する活動や就活に役立つかも」という単純な理由。
カナダという国を選んだのも、英語圏で日本人留学生へのサポートがある国だったからです。
あまり大きな目標がなかった自分にとって、カナダ留学は将来的に役立てばいいかなぐらいのものでした。
しかし、この経験がこれからの自分の人生を大きく変えました。
~2ヶ月間のカナダ留学で得たもの~
特に大きな目標もなく行った2ヶ月間のカナダ留学。
しかし、その経験は自分が考えていたものよりも遥かに大きく人生を変えるものとなりました。
カナダに到着してから初めにぶつかった大きな壁は言語。
日本語しか話せなかった自分にとって、誰と話すのも難しい。
幸いなことに、とても優しいホストファミリーの家に滞在することになり、毎日親身になって英語の勉強を支えてくれました。
語学学校には、日本人の生徒が多くいました。
しかし、時間が経つにつれ、周りには南米出身の生徒達が増え、彼らと過ごす時間が増えました。
拙い英語で会話をしながらも、彼らと話す中で気づいたことがありました。
彼らは全員、将来に明確な目標を持っている。
授業に来なかったり、毎日ふざけている生徒達でも、将来の目標を話し始めると目を輝かせていました。
彼らの多くは経済的に豊かではない国の出身。
海外で働き、理想の生活を手に入れるために英語を勉強しているとのことでした。
日本という世界的に見れば豊かな国で育った自分にとって、そのような国出身の人との会話は自分が今まで持っていた価値観を根本的に壊しました。
カナダ留学は2ヶ月という短い間でしたが、個人的にはこの経験がなければ今の自分はないと言えるほど濃い経験になりました。
~英会話カフェで見つけた自分の居場所~
カナダ留学によって、価値観の違いにとても良いカルチャーショックを受けた自分は、日本でもその経験ができるような場所を探し始めました。
見つけたのが英会話カフェという場所。
料金を払うと外国人スタッフと好きなだけ英語や他言語で会話ができる場所。
外国人スタッフも日本好きな人や日本に住んでいる人が多かったので、授業というよりも友達感覚で会話をすることができました。
初めて訪れた際は、緊張しましたが、訪れるごとにスタッフも自分のことを認識してくれて、より深い関係を築くことができました。
英語の勉強の他に、会話を通して新しい視点での考え方や価値観を外国人と共有できる最高な環境が整っていたので、カナダ留学後から大学卒業までの2年間は毎週、時期によってはほぼ毎日そこに通っていました。
さまざまな刺激を受けることのできた場所。
大学時代の大半を過ごしたとても大切な場所として思い出に残っています。
~自分から外に出てみる~
カナダ留学・英会話カフェでの時間を通して、感じ始めるようになったことがありました。
実際に海外で過ごしてみたい。。。
この頃になると、海外・言語関連のことに関しては片っ端から手をつけるようになっていたので、即行動が当たり前になっていました。
そこで行ったのがバックパッキング。
大学4年の夏休みを2ヶ月丸々使って、ヨーロッパの12カ国40都市を周りました。
(ドイツ🇩🇪・ベルギー🇧🇪・オランダ🇳🇱・フランス🇫🇷・スペイン🇪🇸・ポルトガル🇵🇹・イタリア🇮🇹・スイス🇨🇭・バチカン市国🇻🇦・モナコ🇲🇨・チェコ🇨🇿・オーストリア🇦🇹)
大学生で金銭的な制限があったので、貧乏旅行となりましたが、逆にそれが地元の人との交流につながり、数えきれないほどのカルチャーショックと価値観の違いに触れることができました。
日本に帰ってからは、英会話カフェに戻り、旅行の話や新しい人々との交流に明け暮れました。
そして、大学生活最後の春休みにも1ヶ月間のバックパッキングを決意。
ヨーロッパの7カ国15都市を周りました。
(オーストリア🇦🇹・ハンガリー🇭🇺・ギリシャ🇬🇷・アルバニア🇦🇱・モンテネグロ🇲🇪・クロアチア🇭🇷・スロベニア🇸🇮)
当時コロナウイルスが中国で流行り始めたこともあり、様々なトラブルや差別を経験しましたが、今になっては人生で1度できるかできないかの経験だったので、ポジティブに捉えています。
そして、この頃からある計画が頭の中に湧き始めてきました。
それがスペインへの移住。
~目標に向かって必死に頑張ったコロナ禍~
大学を卒業してから、将来的にスペインへの移住をしたいと考え始めるようになりました。
理由としては、バックパッキングで訪れた時に自分の性格にとても合っているような気がしたから。笑
人々の生活ものんびりしていて、社会的なプレッシャーがないような生活。
食事も自分の口に合うものばかりで困らなさそう。
日本での就職先が決まっていた自分は、金銭面・言語面の準備として5年後を目標に少しずつ進めてく計画をしました。
入社した年=コロナが日本で流行した年だったので、仕事量は少なく、通常よりも多い休みをもらえていました。
将来的にスペインで生活することを夢見ながら、休みの日は1日中スペイン語の勉強をする日々が続きました。
今考えればあっという間だったように思えますが、当時はいつになったら移住ができるのだろうと焦った気持ちで過ごしていたことを覚えています。
~日本での転職とスペイン移住の準備~
社会人として働き始めてから1年。
自分の計画を変えるような出来事が起きます。
それは、会社からの出向命令。
それまでは同僚や先輩との関係も良く、仕事と自分の計画を両立して行えていたのですが、この出向により移住計画の実行が一気に難しくなりました。
毎日初めて会う人と違うオフィスで働き、仕事内容も毎回違う。
早く移住計画を実行したかった自分にとってとてもストレスの溜まる毎日でした。
そこで、自分は転職を決意。
将来的にスペインでも仕事探しに役立つようなホテル業への転職をしました。
ありがたいことに、転職先は思っていたよりもアットホームな場所でした。
仕事とスペイン移住計画を両立しながら落ち着いた環境で過ごすことができたおかげで、計画していたよりも2~3年早くスペイン語のレベルを目標値まで達成することができました。
(この職場には今でもめちゃくちゃ感謝しています。)
そうなると、あとは金銭面の準備と手続きをするだけ!
大学卒業当初は5年後を予定していたスペインへの移住計画ですが、最終的に2年半で計画を実行することができました!
~スペインへ移住!!!~
何者でもなかった自分が2018年から突っ走ってきた約6年間。
今振り返ってみれば、数えきれないほど多くの経験をしているなと感じます。
2022年9月にワーキングホリデーでスペイン移住を開始してからすでに2年以上が経ちます。
(スペイン長期移住に関しての記事は下のリンクからチェックしてください!)
振り返って感じるのは、決断と継続の大切さ。
約6年間さまざまな決断をし続け、大変な思いをしながら継続したおかげで今スペインで生活している自分がいます。
6年前のあの経験がなければ、今の自分はいません。
それを自分に言い聞かせながら、これからも自分の目標に向かって突っ走っていこうと思います!
~最後に~
今回の記事では #想像していなかった未来 というテーマで6年前の自分がスペインで生活するまでのお話をシェアさせていただきました!
いつもより少し長めの記事になりましたがいかがだったでしょうか?
皆さんの中にも、目標に向かって頑張っている方がたくさんいるかと思います。
難しい目標であればあるほど、その道のりはとても長いです。
ただ、できるまで続ければできるようになります。
この記事が目標に向かって必死に頑張っている人の背中を少しでも押すことを願ってます。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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