ベンダーコントロールの流れは?
ベンダーコントロールは、自社だけでは対応しきれない業務や作業量を他のベンダー、つまり業者へ依頼する際にプロジェクト全体を管理する仕事です。流れとしては、ネットワーク構築の場合や顧客へのヒアリングから始まります。どんな機能が必要なのかを確認し、求められるシステムやハードウェア、回線などを決定していくのです。そのうえで、各システムや回線などを提供してくれるベンダーを探して選定し、発注します。
また、設計に基づいてどのような仕様や品質レベルにするかを指示するのも、ベンダーコントロールに携わるエンジニアの仕事です。プロジェクトが始まるとさまざまなベンダーが入ってくるので、上手にそれぞれの分担を終えられるようにスケジュールや作業を割り振ります。進捗状況を確認しつつ、各プロセスで問題なく作業が進められたかを検査します。
もし、品質などに問題があった場合には、改善点を探ってベンダーに修正指示を出します。こうしてプロジェクトを完成させたら、最終的な動作確認を行った後に納品です。それぞれのベンダーがアフターフォローする必要があるならその旨を顧客に伝えて、どのような形でアフターフォローしていくかを説明します。
そして、発注者としてそれぞれのベンダーの評価を行い、会社に報告するのも仕事の一つです。この評価報告に基づいて、次回以降に同じベンダーを使うかどうかが決定されるケースもあるので、重要な役割と言っても過言ではないでしょう。ベンダーコントロールに興味があるなら、このサイトでの情報収集をおすすめしておきます。