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のりかな毎日エッセイ250103:正月突発!風邪っぴきの三重苦!そしてウルトラセブン最終回へ~

2025年1月3日、22時47分。
ふう、快調快調!
風邪が完全に治った感がある。
先週末は、風邪による頭痛?副鼻腔炎かな?が残る中で2024年最後のエッセイに挑んだのだけど、1001文字で早々に撤退。
「撤退ではない、これは転進だ!」
と、旧日本軍みたいに言い訳し、不本意ながら布団に転進し、エッセイは
そのまま正月休みに突入。
次は2週間後の1月13日、と言ったけど、1時間くらい突発でやろうと
思い立った次第。

今日は過去のエッセイ記事を全てpdf化した。
エッセイは書評と違って、noteに直書きしていて原本が無いので、noteの側のデータが何らかの手違いで消えたりすると、再生が不可能になる。
printscreenしたり、Excelに貼り付ける方法も検討したけど、容量が比較的小さいpdf化を選択した。
pdf化することでバックアップを残せるようになり、扱いやすくもなったと思う。エッセイを集めて編集してkindle本にしたり、音声動画にしてニコ動とかで流す目標に、一歩近づいたかも。今年の抱負は去年より多くの人々に、エッセイを届けたい。あと収益化にも一歩近づきたいと思う。
エッセイで「食っていく」のはまだ無理だと思うけど、エッセイを続けるにはそれは必須だし、いつまでも無料に甘えているわけにもいかないと思う。

最新の投稿は無料で毎日公開し続けるとして、一か月より古い過去のエッセイは有料に切り替え、単品購入かサブスクで読めるようにする。
新しくエッセイに触れた人が、過去記事も読んでみたいと思うようなエッセイを作ろう、というモチベーションを有料化トライによって得る。
というわけで今日は、全記事pdf化を終わらせた後、10月の過去記事の有料化もトライしてみたけど、とりあえず一週間分の作業が終わったのが今。
気分転換と、リハビリを兼ねて突発エッセイを書いている。

2024年最後のエッセイは、「風邪は天下の回り物」という謎ワードだけ
残して終了した。その説明をする余力が無かったのが残念だったので、
補足したいと思う。
僕は風邪を引いたのだろうか?
或いはインフルエンザ?コロナ?それとも今流行りの何とか肺炎だろうか?
種類についてはお医者に行けば、診断書と一緒に特定してくれるだろう。
とはいえ僕は医者に行っていないので、正確なところは分からないし、風邪を引いていたのかどうかも分からない。
咳、鼻水、リンパ節の痛み、頭痛、と不快な症状は出ていたけど、あえて体温は測らなかった。よって熱が出ていたかどうかは不明だ。
つまり主観的には風邪を引いていたという気はするけど、客観的な証拠、エビデンスは無いし、医者という専門家によるお墨付きもない。
というか風邪ごときで病院には行きたくないし、医者に行っても症状を緩和してくれるだけで、結局風邪は自分の免疫力で治すしかないのだ。
布団に入って熱を出すことでウイルスをやっつけるしかない。
だるいのに無理して病院に行って半日、ぎゅう詰めの待合室で他の感染症をうつされるリスクを負い、分かり切った「風邪ですね」というお墨付きをもらって高い金を支払う。無意味だと思う。個人的には。
なので病院には行きたくない。でも風邪だと言ってバイト先を休むと、後で医者の診断書が必要になる。
「確かに風邪だったよ」という証明が無いと休めないのだ。
そのお墨付きを得るために出費して、無理して病院に行くぐらいなら、
「いやこれは風邪じゃないかも」と我慢してバイトに行った方がマシだ。
というわけで、僕は風邪では無かったのだ。
実際、僕が風邪だったという証拠はない。
完全犯罪だ。

僕はもちろん、マスクをして極力周囲と距離を置いて仕事をしたけど、
罪の意識を感じていた。
2020年のコロナ禍以降、風邪を引くのは犯罪になったらしい。
正確には、
「風邪引いたのに出社して周囲に風邪をうつすリスクを冒す」
のが社会悪になった、らしい。
僕自身はそうは思わないけど、
僕以外はそう思うようになった、と聞いている。
信じられないことだけど、「風邪っぴき」は被害者ではなく、加害者だとみなす人が一般的になったらしい。
テレビの言うことだから本当かどうか知らないけど。

ここには、2つの相反する罪がある。
「忙しい中、バイトを休んで周囲に迷惑をかける」という犯罪と、
「風邪引いたのに出社して周囲に風邪をうつす」という犯罪。
前者の罪を犯すと、医者の診断書を含めて、届を出さないといけなくなる。
「届を出す」というのは遅刻届や始末書と同じで、一種の制裁だ。
「風邪を引く」だけでもかなりつらいのに、
①風邪届?診断書とか感染経路について始末書を書かされる
②「この忙しいのに休みやがって」と周囲から白い目で見られる
③医者に行って固い待合椅子で半日耐えて診断書をゲットしないといけない
という三重苦が課されるのだ。理不尽!
まあ風邪っぴきは加害者になったそうだから仕方ないね。
いや被害者でしょ、と思うけど。
風邪っぴきには「お大事に」と言うのが常識だと、僕は思うのだけど。
なんで被害者にさらに罰を与えるの?おかしいよ。
というわけで、風邪っぴき認定されると三重苦の制裁が科されると分かってるので、僕は僕のエゴで、後者の犯罪を選ぶことにしたのでした。

「風邪は天下の回り物」。
風邪をうつし、うつされることも、お互い様と許し合える社会が健全だと僕は思うけど。そもそも風邪のウイルスはそこら中に飛散しているし、四六時中、僕の体に侵入してきている。僕は誰かに風邪をうつされたのかもしれないけど、僕の不摂生も多分に影響していると思うし…。うーん…。

風邪と言うと、ウルトラセブンの最終回を思い出す。
高熱を隠して任務に出たモロボシ・ダンは、ミスを犯し、ウルトラ警備隊の仲間からの信用を失う。ダンはウルトラセブンに変身し、侵略宇宙人・ゴース星人の操る怪獣パンドンを撃退するが、直後、意識を失う。
ダンの体は、侵略者との度重なる戦いで傷つき、限界を迎えていた。
しかし医者の診察を受ければ宇宙人であることがバレてしまう。
ようやく地球人の一員になれたと思ったのに…。
ダンは医務室を抜けだす。
ダンが不在の中、ゴース星人はアマギ隊員を人質に取ったまま、世界中の都市を地下から破壊し、人類に降伏を迫る。
ウルトラ警備隊はアマギ隊員もろとも、ゴース星人の地下基地を爆破する計画を実行に移す。人類全体のために、一隊員の犠牲はやむを得ない。
ダンの後を追ったアンヌ隊員の問いに、ダンは答えない。自分の正体を明かせば、「仲間」の態度も変わってしまうかもしれない。しかし通信機で、ウルトラ警備隊の作戦を知ったダンは動揺し、自分を恥じる。
「アマギ隊員がピンチなんだよ!」
ダンは自分が宇宙人、ウルトラセブンであることを明かし、恐らくあと一回しか戦えないことをアンヌに告げると、アンヌの静止を振り切って変身する。セブンはゴース星人の基地からアマギ隊員を救出する。直後、警備隊の攻撃で地下基地は星人もろとも壊滅する。
満身創痍のセブンに、再生パンドンが襲い掛かる。
…なぜセブンという謎の宇宙人は、人類の味方をし続けるのか。
ここでアンヌの告白により、ウルトラ警備員たちはようやく理解する。
「セブンの正体はダンだったのよ!」
ああ、セブンはアイツだったのか!あの感じのいい若者だったのか。
「正体不明の匿名の宇宙人」が「ダン」になる最終回が好きだ。
「みんな、ダンを援護しろ!」
2体の赤い巨人の一方をウルトラ警備隊が援護するのは、片一方が
「ウルトラ警備隊のモロボシ・ダン」だからであり、ダンが積み上げてきた信頼があるからなんだね。ダンは既に仲間になっている。
ウルトラホークの援護により、間合いを取ったセブンは、アイスラッガー返しで再生パンドンを撃退。
そしてセブンはダンのイメージと共に、星となる。

ウルトラセブンというお話は、軒並みあらゆる宇宙人が侵略目的で地球にやってくる。宇宙人=いかがわしい悪、となるのが地球人の当然の感覚だろう。その中でウルトラセブンは、なぜか地球人の味方をしてくれる宇宙人だけど、その目的は最終回まで不明のまま。
ダンは自分もあの、いかがわしい宇宙人の一人だとバレて、仲間の信用を失うことを恐れる。でも逆に、「セブンの正体があのダンだった」だと明らかになって、ようやくセブンは自分たちの仲間だと、地球人は理解する。
宇宙人に対する偏見を、ダンひとりが突破する。そして、こんなに侵略宇宙人ばかりなのに、「でも宇宙人と言っても悪い奴ばかりではないだろう、ダンみたいなやつも居たことだし」と排外主義に染まらずに済む可能性になっている。ダンひとりの努力が、他の99の宇宙人の悪行によるイメージダウンを覆しているのだ。
人類が宇宙人に絶望し、超兵器R1号であらゆる惑星を爆破する「侵略宇宙人」の一人にならずに済むとしたら、それはダンの努力の成果だろう。
「地球の平和を守る」というのは、イジメられた地球人が闇落ちするのを防ぐということで、宇宙全体の平和につながることだ、と思う。
ダンは地球人をえこひいきしているわけではない。美しい地球人が「○○星人」になるのを防いでいるのだ。
などと風邪の頭で考えながら。美しい日本人が、この先、国際社会の常識でイジメられて侵略者の一人に闇落ちしないといいな、と願いつつ。

セブンの最終回は毎回、涙と鼻水が止まらなくなる。風邪のせいかな?
人類が絶望して、「宇宙人なんて皆侵略者ばかりさ、なら俺達も侵略者になってやる」とソウルジェムが真っ黒に濁りきったとき、人類も侵略宇宙人になってしまうだろう。そうならないために、ダンはたったひとり、「侵略者でない宇宙人、侵略を憎む宇宙人」の姿を見せ、ウルトラ警備隊の味方であり続けている。それはセブンの制作陣の現実の戦いともリンクしているのかもしれない。何のために「ウルトラセブン」を作り、子供たちに見せるのか…。
突発で1時間くらいやるつもりがまた2時過ぎになってしまった…。
風邪がぶり返すといけないから、ここまでにしよう。4000字!
では、また次回!

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