のりかな毎日エッセイ241223:「ほら、怖くない。0.3%だし…」悪について後編
2024年12月23日、23時45分。
クリスマス・イブ・イブか…。
でもよく考えたら、イブはevening、夕方とか晩、という意味なので、
12月23日をイブイブとか言うのは間違いかも…。
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クリスマスイブっていつのこと?「イブ」の本当の意味 | ギフカル
ユダヤ教の暦だと、一日は夕方に始まって夕方に終わるそうな。
12月25日は、ユダヤ世界だと24日の夕方に始まって、25日の夕方に終わる。
「24日の夕方」というのが、クリスマス・イブという意味。
ならクリスマス・モーニングとかクリスマス・ヌーンとかもあるのかも?
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それはともかく、クリスマスの晩という意味のイブが、
「クリスマスは25日、その前日がクリスマス・イブ」だから、
「イブは前日という意味だね!」と誤解されたっぽい。
「今日はハロウィン・イブだよ~」なんて言ってた人がいたんだけど... - Yahoo!知恵袋
大晦日は言わば元旦イヴですか? - こんばんは♪う~~~~ん、まあ、そう言って... - Yahoo!知恵袋
↑ほほえましい誤用の例。
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ていうか、「eveは夕方という意味かもしれないけど、イブは前日という意味なんです日本では!」と言えば外国の人にも通じるのでは…?
Oh! Japanese traditional rule! I see!
Orangeとミカンは違うし。
でも、Orangeとミカンは違うと言ってしまったら、Youとあなたも違うし、
sayと言うも違う、ということになってしまう。
みんな微妙に違うので、翻訳ができなくなってしまう。
翻訳できないと、言葉が違う者同士で共同作業ができなくなる。
というわけで、皆が多少の違いは妥協し合って、「同じ」ということにしないといけないこともある。妥協は嘘かもしれないけど、嘘が真実より大事なこともある。
eveとイブは違うかもしれないけど、同じにするための擦り合わせ、歩み寄りが必要だと思う。「あんたらのeveの意味に、なんでこっちのイブが合わせないといけねーんだよ!」と意地を張っていたら合意は成立しない。
妥協できない人同士が、世界中で揉め事を起こしている。
…なぜか真面目な話になってしまった。
というわけで、クリスマスイブイブの今日は、
クリスマスと全く関係ない話をしようと思う。イブイブだし。
実はケーキとピザは西友で昨日の晩に購入済み。炭酸も。
ケーキは25日まで持つし、ピザは冷凍ピザなのでいつでも食える。
去年の失敗を生かし、早めに確保することにした。
あとはモスチキンか何か買えば、クリスマスっぽい食事になるぞ。
というわけで、さて。
昨日、というか先週末はyoutube動画のコメ欄炎上の話をしたのだった。
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前編
【N党 立花孝志に兵庫県知事選後の初直撃】奥谷謙一氏自宅“突撃”はやりすぎだった?|YouTubeの怖さは?規制すべき?|今後、ガーシーのような候補者は…|斎藤元彦氏を応援した理由
後編
【立花孝志が本音を吐露】兵庫県知事選前、NHK党を「やめようと思っていた」|南あわじ市長選「YouTube広告2000万円打ちたい」|「ホリエモンに店を…」|スポンサーは“あの有名人” - YouTube
文芸春秋のyoutube番組が、NHK党の立花孝志氏を呼んでインタビューを実施。インタビュアーの石戸諭氏に対し、「石戸やめろ」的な書き込みがコメント欄に殺到。
「推し」の匂わせによって、或いは意向を忖度して、アンチを四方八方から罵詈雑言で攻撃する人間兵器たちのことを、ガンダムに出てくる遠隔操作兵器にになぞらえて、「信者ファンネル」というらしい。
このコメ欄の人たちは、推しである「正義の味方・立花孝志」にインタビューしている石戸氏をアンチ立花=悪だと判断し、集団いじめを行っているのだと思う。正直みっともない人たちだと、この時は思ったので、醜い悪口を書いたりする前に書き終えることにしたけど…。
自分の不快に思うことをする人を単に悪だと言って切り捨てるのも良くないと思う。のでもう少し考えよう。
まず、これらの炎上テロの影響力について。
テロには犯行声明が必要だ。
彼らにとって、立花氏が権威ある文芸春秋の番組に出ることは良いことだろう。推しの理解、周知の拡大にもなるし。
ただ、インタビュアーが「立花孝志マンセー!」でないのが問題だ。
「万歳」喜ぶ平壌市民 水爆実験のニュース見守る - YouTube
↑こういうインタビュアーが望ましい。
なのでインタビュアーの意志を挫き、インタビュアーが交代すれば彼らのテロは成功といえる。
だから炎上コメの矛先は文芸春秋には向かず、石戸氏に集中するのだろう。
結果はどうだったか。
「文芸春秋PLUS」の動画一覧を見ると、今回の番組の一週間後にまた、
「立花孝志・石戸諭・編集長」という同じ座組で番組を行っている。
文芸春秋は暴力に屈しない姿勢を見せたようだ。
というか、32万回視聴とか56万回視聴とか、他の番組と一桁も二桁も違っているのに、やめるわけがないだろう。石戸氏を起用したからこその成果だと思うけど。
「立花孝志・立花推し・編集長」という座組に変えさせる、というファンネルたちの目的は失敗に終わった…残念。
なぜ失敗したのだろう…?
僕はyoutubeコメントの魚拓を取ろうと思ったのだけど、多すぎて一部しか保存できなかった。
前編で1498件、後編で952件の「石戸やめろ」コメントは、ヒドイし普通は病むと思う。
石戸氏を病気降板させられれば彼らの勝ちだったのだろうけど…。
のりかな書評01'「推しの子」論前篇・補遺|のりかな
↑せっかくなので自分の過去記事を宣伝。読んでね♪
それにしても、前編で1498件、後編で952件というコメント数は、多いと言えば多いけど、視聴回数は55万と32万回なわけで。
割り算すると、前編は全視聴者数の0.27%、後半は0.29%がコメントしていると分かる。コメントの全てが攻撃コメントだとみなしても、わずか0.3%でしかない。
前編を視聴した55万人は、「立花孝志氏に興味がある人」たちではあるだろう。ただ興味があると言っても、いろいろある。
①「立花孝志推し、信者ファンネル」が0.3%、それ以外が99.7%。
それ以外の内訳は、
②「信者と言うほどではないけど彼のフォロワー」
③「彼や信者の行動がウケるのでチェックしてる」
④「彼や信者の行動を警戒している」
⑤「立花氏や信者が大嫌い」
といったところかな。②以外は好意的とは言えない。
なにも、立花氏が好きな人ばかりが観ているわけではないのだ。
石戸氏に期待して観ている、というか、石戸氏のインタビュー技術で立花氏がボロを出すことを「期待」して観ている人も多いだろう。
であれば、文芸春秋がインタビュアーを変えることはない。
「立花マンセー!」なインタビュアーにしたら、③~⑤の視聴者が離れてしまう。
立花氏のボロというのは、画面の外のコメ欄の荒れ方で如実に出ているといえるだろう。氏は、「正義の味方」という印象に転向したいのであれば、こんなコメントを打つ信者を真っ先に切るべきだった、と僕は思う。
③~⑤の視聴者に、「ほらこれが立花を応援する奴らの民度だよ!」と「誤解」されてしまうではないか。そうしたら立花氏は、いつまで経っても普通の人には支持されず、議席数を伸ばすことができないだろう。
こういうコメを、忖度して打つような人たちは立花ファンのごく一部なのだろうとは思うけど。彼らを切らないと全体の民度が疑われる…。
でもまあ彼らを切ったら切ったで、アンチになって危険かもだけど…。
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今回調べてみて思ったけど、この0.3%というのが炎上の真実なのではないかな…?
彼らは本当は少なくて、影響力も小さい。なのでエリマキトカゲがエリマキを広げて威嚇するように、自分が大きくて過激で危険だと思わせようとする。自分たちは攻撃されている弱い存在だと思っているから、虚勢を張る。彼らの攻撃的なコメントは、怯えの裏返しではないか?
彼らの存在に「怯え」て、こっちも攻撃的な排除行動を行えば、彼らは「やっぱり俺たちは攻撃されている!」と敵意を増すばかりだ。
まぁだからと言って、彼らを包摂?ほうせつ?しろとか、お行儀のいいことを言われても。噛まれたら痛いし。あんなコメントの嵐で攻撃されたら病むだろうし。「これはテロではない、正当な抗議だ!」とか言われても、いや暴力でしょ。無理。
とりあえず今日は、ファンネルたちはそんなに多くないし、怖くないし、影響力もそんなにない、ということは伝えておきたいと思う。
「これは皆の意見」「みんなが私を批判している」ような気がしても、実際は0.3%だし。
0.3%が「大勢で強く、おっかない」ように見せかけるから、周りの人は助けに入るのを躊躇してしまうし、やられてる人は「皆に批判されてる」気分にされてしまう。
いじめとか、刑事の密室取り調べでも使われる「手法」だと思う。
「悪」は、少数派が多数派に見せかけるときに使われる手法だ。
と見得を切ったところで締め。
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というわけで、いつのまにか日付変わって24日、クリスマスイブになってるし、こんな辛気臭い話はここまでにしようと思う。
明日は明るい話をしたいな~。
では、また明日♪