ルーブル美術館展 愛を描く鑑賞レポート
今日は、国立新美術館で開催中の『ルーブル美術館展」を見に行きました。
テーマは「愛」人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマであったと言えるでしょう。ギリシャ ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々 人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々な形で描かれています。
一方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無性の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑といった主