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フィジー1人旅13日目〜帰国を決める〜
昨夜は寝れなかった。
眠りにつけず、つい「夜おまけの部」なんていうnoteを書いてしまった。
サイクロンも来ていれば、体も全身のかゆさが増し、暴風雨ではしゃぐ愉快なスタッフ?ゲスト?がいたら眠れないものだ。笑
いっそのこと起き、この先のことを現実的に考えることにした。
私のこの体のかゆさはどうやらベッドバグという虫によるものだった。
その被害に遭ってしまった以上、服や荷物に虫がくっついてしまっているそうだった。
つまり、私が虫を運んでしまうのだ。
すべての荷物を熱湯で消毒したり、乾燥したりしないといけなかった。
(あ、治っても、もう他の宿泊先へ行くことはできない、のか。)
(ゲストハウスならまだしも(よくないことに間違いはないのだが)私が現地で見たかった家庭の中へ持ち込むことはさすがにできないよなぁ。)
これがこの先を悩む懸念点の一つ目だった。
二つ目の懸念はサイクロン。
雨季シーズンで観光客が少なめというのは私にとって良いポイントだったので、この時期に来た。
別に晴れた観光地を見たいわけじゃなかったから。
ただ、サイクロンとなると、島へ行くため船に乗る場合、かなり危険性がある。
(うーん、フェリー乗ったことないしなぁ。船酔い16時間とかなったらきついなあ。)
三つ目の懸念は、精神的なこと。
全身のかゆさでここ数日眠れない夜が続いていた。
掻いてしまうと跡になる。
だが薬も買いに行けていない。
かゆくてかゆくて声が出そうになる。
そんな不安定な心境だと、寂しさも増し、涙がこぼれる。
そんなこんなでここで頑張っても良いことはなさそうと思い、今回は帰国を決めた。
帰国を決めた理由がマイナスな出来事によるものばかりだから、いい旅として締め括れないかもしれない。
そんなことも頭をよぎった。
いやでもそんなはずはない。
たくさんの人の優しさを受けたし、日々の生活の大切さを再認識できたことは間違いない。
帰ってからゆっくり振り返ろう。
そんな深く考えなくていいや、と思い3/11のフライトを2/25に変更した、そんな朝だった。
この日はお土産を買ったり、食べたいと思っていた料理を食べにレストラン行ったり、ゲストハウスのベンチでお昼寝したりして時間を過ごすことにした。
お土産は
ココナッツや南国系フラワーの香りのオイルや石鹸、スプレー
ココナッツクッキーやキャッサバクッキー
カレーパウダー(フィジーはイギリス植民地時代にインドから労働者が来たため、今でもインド系の人たちが4割も暮らしている。だから本場のカレーのスパイスはどこでも売っている。)
のような感じ。
自分用にはプレートを買った。
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急がない、心配しない。
という意味。
おおらかで、自分や自分の大切な人の幸せを人生の軸に置く、そんなフィジーの考え方に憧れて、この国に来ることを決めた。
フィジー人は寛容だった。
急ぐこともないから心の余裕がある。
常に生活の中に余白がある。
その余白の中で、よく私を助けてくれた。
おしゃべりが大好きでそのおしゃべりですぐ友達になってしまう。
よく笑う。(本当にディズニーキャラクターのようにあっはは〜と笑うのだ。)
スキンシップも多い。
握手はたくさんするし、ハグもたくさんする。(手の甲にキスされた時はさすがにびっくりした笑)
そして知らない人をも包み込んでしまう。
もちろんすべての人がそうではないけども、それぞれの人が自分なりの、距離を縮める方法をもっているな、と感じた。
「じゃあこれが僕たちの握手の仕方ね!」とオリジナルの握手の仕方を教えてくれたり。
音楽を演奏してくれたり。
場所を案内してくれたり。
ごはんを作ってくれたり。
その文化をもっともっと知るには、2週間は短かったのかもしれない。
ただ、2週間ずっと同じ土地にいた。
土地の人に名前を覚えてもらい、「ただの観光客」ではなくなっていた。
それが嬉しかった。
最後は観光客っぽく、レストランでワクワクしながらフィジー料理を食べ、街へ出て空港へ向かった。
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酢〆した魚と野菜の
ココナッツミルクスープ。
隣はキャッサバフライ。
酢の味がとてもいい。
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玉ねぎとニンニクを炒め、
タロ芋の葉を茹でて
ミキサーにかけたペーストを加える。
そしてココナッツミルクを加え
スープにしたもの。
レモンが合う。
ほうれん草で代用できそうな気がした。
群馬へ帰り、体調を整えながら、またゆっくり振り返ろう。