【コラム】安定とは、自分の居場所がたくさんあること
こんにちは葵です。
バタバタしていたら少し日が空いてしまいました。
その間にもスキ&フォローありがとうございます。
主に医療福祉関係者の方や子育て中のワーママ様を中心にフォローして頂いているようで恐縮です……!
「なんとなくフォローしておくか」程度でもとても嬉しいです。
とりとめもない話題ばかりですが、引き続きよろしくお願いします。
トラブルや心配ごとのない学校生活はほぼないらしい
さて今回は、子どもの居場所がテーマです。
ことの発端は我が子の学校面談で何気なく担任の先生から言われたことがきっかけです。
まだ低学年なので授業がわからないとか、いじめであるとかそういったことは特になかったのですが、何気ない会話の後にふと担任が
「小学校は6年間あり、その間何もトラブルや心配ごとがない学校生活はないと思ってください」
「6年間の中で担任と相性が合わないこともあればクラスで苦手な子ができたり、何かの拍子にいじめのターゲットになることもあります」
「なのでお子さんを日々気にかけるとともに学校や自宅以外の居場所をなるべくたくさん作ってあげてください」
といわれたのです。
居場所……というと塾や習い事などですか?と問うとそれでもいいです、と。
特に高学年の思春期あたりになると大人の見えないところ(SNSなどですね)でいじめや非行が発生したりするが、
表面的に現れにくいので教師の把握も遅れ、問題も複雑になっていたり、その割に思春期特有の反発や恥じらいから親に相談することができず孤立し、結果的に不登校や行き渋りになったりするケースが多いとのこと。
また、不登校の難しいところはいじめなど明確な理由がなくても「なんとなく」学校にいけなくなってしまうこともあるらしいということ。
加えて明確な不登校理由で上位にくるのがいじめなどの他に「風邪で1週間学校を休んでいたら授業についていけなくなってしまった」というパターンもあるのだとか
(授業スピードが早い進学校や中高一貫校に多いケースだそうです)。
実際、不登校は年々増加している
そのあともなんかいろいろ話した気がするのですが、これらの話が衝撃すぎて他に何を話したか忘れました(ということは多分大した話はしてないです)。
そのあとも気になったのでここで少し不登校について調べてみました。
不登校には明確な定義があるようです。曰く、
とのこと。逆にいうと
年間の欠席が29日以下の人
病気が原因で学校に行けない人
などは不登校ではないよ、ということですね。
ちなみに新型コロナウイルス感染拡大の影響から、学校に行きたくないと感じる、そのまま不登校になってしまったケースもあるそうです。
不登校は思ってたよりずっと多く、ずっと身近な問題
学校に通うってとても大変なことだとしみじみ感じてしまいます。
…と同時にいつ我が子が当事者になるかもわからないくらい身近な問題であるともいえます。
義務教育は12年もありますからね。
決して他人事ではありません。
不登校の主な理由も調べたところ、
これがまさに、子どもの担任がいっていた「なんとなく」学校にいけなくなってしまうパターンのことなんですね。
私の身の回りでも「フルタイムで働くの、保育園より小学校の方が大変!」とか「全然フルタイムできそうにないからいったん仕事辞めた!」なんて声がたまに聞こえてきますが、
このグラフをみたら納得してしまいます。
子どものメンタルを日頃気にかけてあげたいものです。
子どもだって第三の居場所(サードプレイス)を求めている
ここまでくるといいたい結論はただ一つ。
子どもだってカフェにように落ち着きリラックスできる場所が必要です。
もともとこのサードプレイスという概念、アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグが提唱したものなのですが、
少し前にビジネスパーソンを中心にSNSやYouTubeなどで話題に上がっていましたよね。
学校は一生懸命頑張る場所でしょうから、できればゆったりリラックスできるのは自宅であって欲しいと願いつつ、
そうでない場合も考えて第三の居場所を作ってあげる必要がありそうです。
家族と上手くいかず、学校ももう頑張れないという人のための安息できる場所が必要です。
ただ、その一方で、ここまで不登校が増えてるとなると学校に通うシステムがもう現代では限界なのでは……?
とも思ってしまうのですがどうなのでしょうか。
(アメリカのように不登校児はホームスクールへ移行なんてことは今すぐには難しいのでしょうか……)。
少し前にパラレルキャリアやスラッシュキャリアについて書きましたが、そのときもたくさんの場所に足を置いて不安定な世の中をしっかり歩きたいという旨を書きました。
学校生活も同じですね。
不安定な現代はきっと自分の居場所はたくさんあった方が安定するのだと思います。
というわけで、より良い働き方の模索はまだまだ続きそうです。
最後までご覧頂きありがとうございました。