徳本峠~常念岳~餓鬼岳(新島々駅~信濃常盤駅)2024.8/19~20
※この記録は徳本峠クラシックルートの通行止め期間中の山行で、作成後に気が付き公開を中止していた反省の多い山行記録です。2024.9/5に再開通したので再公開します。整備に携わった関係者の皆様の尽力に感謝致します。
【北アルプス南部の名峰を駅To駅で】
夜行バスと始発電車を乗り継いで7時過ぎに新島々駅到着。
一年振りの北アルプスである。
徳本峠への道(通称徳本峠クラシックルート)は2022年の土砂災害で通行止めだったが有志のおかげで少しづつ復旧が進んでいる。
どんなものかと慎重に行ってみたが崩壊箇所はあるものの新たな整備も進み慣れた人なら問題はない。が、モンベルのストックが伸びないというアクシデントが再び発生。馬鹿力でなんとか解決しようとしたが今回はダメだった。
このモンベルストック、たびたび伸びなくなるというトラブルが起きるが山の中では本当に勘弁してほしい。
おかげで時間と体力を無駄に浪費してしまった。
徳本峠~大滝山間の中村新道は眼下に流れる梓川左岸の喧騒をよそに静かな樹林帯歩き。
大滝山に来てようやく北アルプス南部の眺望が姿を現す。
ガスが湧き穂高の稜線はよく見えなかったが槍の穂先は拝むことができた。
今まではひとり旅だったが蝶ヶ岳まで来てぐっと登山者の数が増える。常念岳の山頂に着いたのが5時半頃、6時に常念小屋。
本当は大天井まで行きたいところだがやめておく。
到着時間の遅い登山者に小屋が苦言を言いたくなるのはよくわかるのだが、計画的にナイトハイクを予定しているテント泊登山者に対して何か救済措置があってもいいのでは?と思う。
だがそれだけ迷惑をかていける登山者が多いということの現れなんだろう。
就寝してからすぐに雨。一晩中弱い雨が降ったりやんだりしてた。
翌朝4時半出発。出発してすぐに雨は上がり晴れてくる。後立山や劔立山の山々がよく見えひとり快哉の声をあげる。
燕山荘に8時半到着。水を2 L補給する。ここからはまたひとり旅の始まりだ。
相変わらず藪っぽい東沢乗越までの下り、細かくアップダウンが連続する丸山新道に苦戦しながら気がつくとあたりは厚い雲が垂れ込め周りの山はすっかり見えなくなっていた。
餓鬼岳をピークハントし下山にとりかかるがこの下りもなかなかしんどい。途中でひとりだけ会ったオジサンが死にそうな顔で「このコースタイムはおかしい」としきりに首をかしげていた。
標高を下げるにつれ青空を取り戻し気温上昇。たまらず沢にドボン。
これが本当に気持ち良い。夏山の醍醐味だ。
下界に降り安曇野の青田の中を汗だくで走る。
ふと振り返ると餓鬼岳が雲の合間がら峩々と聳えているのが見えた。
今回もいい山旅だったな…と思うのは下山してホッとしているこういうひとときだ。
信濃常盤駅には15時半到着。
まだまだ日差しは暑いがお盆を過ぎてのそよ吹く風は、どことなく秋の涼しさを感じられた。
※徳本峠クラシックルート整備に携わった関係者の皆様の尽力に改めて感謝致します。
【装備】ベースウェイト4.41kg
<ギア>
パーゴワークス・ラッシュ30
NEMO・ホーネットエリートオズモ1p
山と道・ミニマリストパッド
モンベル・ドライ シームレス ダウンハガー900 #5
モンベル・ULフォールディングポール113
スントコア
<アイテム>
インナーファクト・ソフトフラスコ500ml×2
エバニュー・ウォーターキャリー2 L
ペツル・スイフトRL
プロテクトJ1
テーピング
Shokz・OpenRun
薬(バファリン・ガシンサン・絆創膏)
歯ブラシ
サングラス
ハッカ油
日焼け止め
耳栓
熊鈴
モバイルバッテリー10000A
モンベル・ペラペラ折りたたみ食器
ダイソースプーン
<シューズ>
アシックス・ゲルトラブーコ12
<ウェア>
パタゴニア・ダックビルキャップ
サンシェード
ファイントラック・ラミースピンエアジップT
ファイントラック・ドライレイヤークールノースリーブ
TNF・フリーランショーツ
変態パンツ
インナーファクト・5本指ロングソックス
ワークマン・カーフサポート
BD・トレイルグローブ
ファイントラック・ドライレイヤーアームカバー
ニトリル手袋
レインウエア(モンベル・ピークドライシェル、バーサライトパンツ、テムレス)
Buff
ファイントラック・ポリゴンULジャケット
モンベル・レッグウォーマー
着替え
<食料・補給>
粉末経口補水液
アミノバイタルゴールド
カロリーメイト
ラムネ
柿の種
Huel(グラノーラ、ミックスナッツ)