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若草

うら若み寝よげに見ゆる若草を
人の結ばむことをしぞ思ふ


なかなか先のページをめくれずにいる
小説伊勢物語 業平 高樹のぶ子著
きょうの熱波の導きで思いがけない読み方を発見する。ラジオから流れてきたチェロの
響きかた?が、まことにぴったりコラボして、すらすらと読めたのだ。業平の繊細さと大胆さがくり返すお話が多いので、、恋愛ひと括りにしても疲れてしまうから…BGMって
思っていた以上に大事かもしれない。
物語では、琴とか笛とかの雅な時代で
交わす言葉以外に、心のうちを表すのは
わざわざ文で詠うのが日常。若草は、
10才の妹らしき姫のことだが、兄業平の悪戯ごころなのか、成長した妹が誰かにとられる事を妬むような内容とおもわれる。
まわりの侍女たちといっしょで
ひゃーっ!!となる。妹は賢くて返す文には
兄を諭すことが詠まれて、その文には
琴の爪を添えるという優雅さ。
権力重視の相関図には
いまにも通じるようで見返えすことはない。そのまえに名前が長くて覚えられない…
そういう時代背景があってこその物語で
さらに源氏物語へつづく、今で言う伏線なのではないか??またしても妄想癖がでてきた。

こんやは、
岡田信長最期を観るのか?




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