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歌舞伎のご縁が続いている。
きょうは、
ずっと分からなかった狂言作者と
附け打ちの違いをレクチャー。
狂言作者は演目を統括する監督のような
お仕事で、、拍子木を打つ人。
なので舞台に出ることはない。
附け打ちは、舞台の右袖でそろりと座って
役者が見栄をきったり、花道を駆けて来たりするときにバンバンバンと板を打つ人のこと。木を両手に持つところは一緒だが
左右で打つのと、床面を打つのは基本違うことになる。拍子木は、開幕時間を知らせるために打ったり、それも響き渡るやうにできているので固い木ならば、かなり音色が透きとおっていて耳に残るのが技ありか。どちらも木を見ながら打つことはなくて、その場の様子、役者さんそれぞれのご希望を入れながらなので、
目は常にそちらへ向いていなければ
タイミングよく打てないわけです。
附け打ちは、
バンバンバンだけではなくて、
大切な物を、大切な巻物とか手紙などを
懐に入れるときなどは強調して分からせる意味で打つようだ。そう言われればそうかも…
ドラマでもこういう効果音?で音楽がはいるから、、元を辿れば附け打ちなのだろうか。
興味を引き付けながら事を運ぶ手法としては
観てる方も次はどうなるのだろ?とワクワクしだす。あらためて音の演出なくしては
歌舞伎かたれずである。
次回は
役者さんそれぞれの受け継がれている
お家芸を知りたい。同じ演目でも
なんとか型とか、
江戸歌舞伎と上方歌舞伎も違うから
その辺も聞けたらなぁ~と
勝手におもっている。