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[INTJ]碇ゲンドウの心理の解体③

あの理解が難しい男について、以前の解体までだとまるでゲンドウが純粋な子煩悩男かのような解釈に固まってしまう仕様にしかなってないので、更にあの人間を複雑化させた面を解体します。
(いや、彼実は結構子煩悩だけどね)
INTJの私が祖父(濃度の高いINTJ)の家族関係転倒パターンを見て解説するんだから信じ難いだろうが信じてくれ。

・「乗るなら早くしろ、でなければ帰れ」

この発言には複数の意味合いが含まれています。
→「皆時間も余裕もないから早く決断してくれ、使徒が近づいてきてる
   割と皆こっちだけで捉えますね
→「無理をしなくていい。気持ちはわかる、嫌なら逃げていいんだよ(これを上手く言えない)」※上手く言えない上に"目の前に差し迫る問題から逃げずに立ち向かう事が出来る立派な人間になってほしい"という気持ちもあるから余計言えない…。
同じ分類上にいるバラライカ氏(ブラックラグーン)みたいに強い態度で示せればいいんだけどね…。「同志諸君!!」てな感じで。息子に対しては、どっちかというと「歳かな…」の方のバラライカの方が近いのかも

しかも、シンジが逃げてもいいように、代替措置を予め用意している事がわかります。ダミーシステムの逆再生メッセージの内容にその事が現れてます。
「あなたが実行するにあたってつらい事はこちらが代行する」ってな意味合いです。まるでゲンドウやカヲル、レイの心境です。※ユーロネルフの人々が「子供につらい事をさせるのは…」って心境を持ってそうした可能性もあります(…中身はおそらく、制御機構を加えられたシンジのクローンですが…)

・ネルフ本部の上で初号機地団駄をするシンジを「子供の駄々」と表現

「これ以上僕を怒らせないでよ、初号機に残されているあと285秒、これだけあれば、本部の半分は壊せるよ💢」
マヤ「碇司令の判断がなければあなたが殺されていたのよ!」←事実
「そんなの関係ないって言ってるでしょ!!父さんは、あいつはアスカを殺そうとしたんだ、この、僕の手で!!」(ドカーンドカーンドカーン!!)
父さんも、大切な人を失えばいいんだ、そうすればわかるよ!!」(ドカーンドカーン!!)
ゲンドウ「(、シンジはユイの時の事を知らないもんな…)
子どもの駄々に付き合っている暇はない」

愛がなければあの被害甚大な行いを「子どもの駄々」という言葉で普通は表現出来ない。もし司令がゲンドウでなければ、シンジは拘束処分及びエヴァパイロットを辞めさせられていた事だと思う。あれ絶対損害ヤバいでしょ。
(シンジの気持ちがちょっと気持ちがわかってしまったばかりに彼は暫くゲンドウポーズで固まってしまった。ユイのダイレクトエントリーをそのまま見送ってしまった自分も似たような気持ちになった記憶があるのでしょうね)

・シンジの家出も許しちゃう

ゲンドウ(いや………つい、許してしまった…😔)
冬月「………🫨」

逃げたい気持ちがわかっちゃうから。自分の息子だもの。逃げるって道も必要だよね。成長期だし、逃げる道がなかったら壊れる。
自分も親戚の集まりが大嫌いだったから気持ちがわかっちゃったんだな、お父さん
そのためにシンジの保護手段とパイロットの代替手段は最初から用意してたゲンドウパパ、実は結構甘やかしが酷い体質です。実に草です。
あの非常事態の世界で普通はこれ許されません。リアルに考えたら度が過ぎた甘やかしとして見られてしまいます
まあパイロットの精神面が及ぼす悪影響の考慮で周りもある程度は納得するかもですが…

うちの祖父が母にしてた事と殆ど同じで内訳がわかっちゃうんだな。
でも流石に有機溶剤は止めてやって欲しかった。孫として言うけど
因みに私も、銭ゲバの集まりでしかない親戚の集いなどというクソ文化は憎しみの対象です。”投資の優先度”というものがわからない人々と関わる気は毛頭ない

・時間と効率の確保、及びアスカや不信材料に対する陰謀の懸念を横に置いて態々シンジと共にユイの墓に行った

これはもうただの家族愛です。
あの愛想の無さでは周りは判別できませんが、INTJという分類なりに絶対の愛を持っている証左。
うちの祖父と全く同じ事をしやがります。ゲンドウ。
ちゃんと伝わるように、「愛想」という条件を確保しましょう、INTJの皆様…いうて周りが陰謀まみれだったらちときついわな。
うちの祖父も国内最大手の闇深保険会社でかなり偉い立場にいたから、医療機関も信用してないし未だにあんなんやってます。ゲンドウムーブ。祖父よ、同じ分類だから孫の私は理解しとりますで。…私が6歳くらいの頃から「中国がマーケットの中心になるよ」って予言よくしてたなあ
何故私がゲンドウや祖父のあの徹底警戒ムーブメント様式が理解可能かと言えば、周りに度を越した人格障害の人間が出て更に周りがその支配下に入ったり影響を強く受ける流れが出来た時は、私も同じ挙動を取るから。それで沢山の過去を失ってしまったんだけど
それでも人格障害のストーカーといったような使徒の連続出現に於いてはゲンドウポーズしかないんですわ
「総員第1種戦闘配置、解析結果パターン青、使徒です、迎撃措置に入ります」ってな具合で

マジ冗談抜きでこの状態
大体3年おきにそれぞれ別形態の使徒が襲来、場合によっては2体同時出現とか考えてみてほしい
ゲンドウにもなるやで
つまり彼はゼーレやオリジナルアスカによる監視のリスクがありながらもシンジに会いに行ったんです

・ユイに対する依存内容の内訳

「ユイの胸で泣きたかった」「最期を見届けたかった」というゲンドウ特有の心理的な依存を抱えていた事とは別に、INTJが依存する場合のある癖が含まれている事を記載しておきたい。
その癖とは、心のない言い方をすれば「システムとして機能してくれる信頼性」。血の通った言い方をすれば精神面と行動面を兼ね備えた「信頼感」。悲しいかな、これも私の祖父が祖母に対して託していたものです。構図丸かぶり。
シンジに対して「お前も母に会える」と言ったのは、彼女が自分のシンジに対する愛情を機能的に上手く成してくれると思っていたから。
息子を見ればすぐに「ユイ!(俺はどうしたらいいんだ)」のマダオ。逆を言えば、彼がユイの事を意識する時、頭の片隅にシンジの事があったとも言える。自分では自信のない分野を、機能的な意味合いでも彼女に委託していた事が窺えます。いちいちユイというノードを通さないと、シンジに関してどのようにすべきか見当もつかない程度には父親としての自信が皆無
そして新劇場版のゲンドウは、きっと旧劇場版の補完の中心にいたユイ(とシンジ)の、「息子をちゃんと愛せる父親として世界のループ構造を終熄に導いてほしい」という思いを受け取ってあのような形に再編されていたのでしょうね。
つまり、ユイさん的には「あなたの愛情が不可欠なのよ」ってところだったのだと思います。TV版のゲンドウ無理だもん、リーダーがあんなんじゃ補完計画が上手くいく筈が以下省略



おまけ:冬月さん、もしかしてわざと槍の建造シーンをヴィレに見せた?  🍴🥄

言わずもがな、あのイケジジイは天才的な棋士と見えます。
棋士は戦況を読み、上手く進める事が出来る人々です。
彼らの読みはもはや霊感と言っても差し支えがありません。
イケジジイ「槍の建造方法がわかったらヴンダーのクルーは同じ事に挑む筈」
態々Qのネルフ本部に置いていたピアノのメーカーはYAMAHA。
YAMAHAのロゴマークは三つの槍です。
この賭けを行うことをアイデアとして暗に示唆していた可能性があります。つまり、ガイウスの槍を建造させるアイデアがそもそもあったのかもしれません。
だってそもそも、「父と子と精霊」って言うじゃない。
…もしかしたら、ミサトはその概念を少しだけ聞き齧っていたかもしれませんね。この場合はマリやカヲルもそれを知っていたでしょうから、冬月含めてその辺と連携を取っていた加持さんを経由して。
ヴィレとネルフの対立は、オリジナルアスカに補完の主導権を取られて"歪んだ補完"を起こされないための演目だったのですから。
※劇中外にも補完の主導権を持っていこうとする人間は沢山いたでしょうし。

あれでも相当視聴者に優しく、エグいところを見せずに描いた作品なんだと思いますよ。
エヴァンゲリオン。

掘れば掘るほど苦しくておぞましいカメラの外側が沢山見えてくるもの。


"第三村の人々が全員シンジの心をケアするために用意されたクローンだった事"とかね

記憶改竄が可能な世界で、主人公もそうされたんですから


第三村の人々のセリフ、聞き直すと変なところだらけでしょ?
ヒカリの「今が一番若い時ですもの」って何?トウジも変だよ。おばちゃん達も変だよ。子供達は何?妊娠してる人、いないね。比較的違和感が感じられなかったのはケンスケだけ
ミサトの息子だけだったんじゃないのかな、本物のリリン。或いは…

”異常事態を目の前にした普通の人”の反応はあのピンク髪ことミドリのそれです。
赤くなる全てを目の前に、ずっとパニックしながら歩み続けて「わけわかんない事に巻き込まれた」「死にたくない」「どうして」「理不尽だ」と思うばかりの必死な一般人上がりのクルー。

にも関わらずその一方で、第三村の人々は戦闘の前線にいるわけですらないのに色んな事に驚きません。
まるで感情を制御されているアスカやレイの如く

サクラもおかしかったじゃないですか
なんで脈絡なくシンジに対して心配性の女房とでも言わんばかりの態度をとっているんでしょうか?
まるでアスカやレイと同じように「第三の少年に好意を抱くようセットされている」みたいに見えませんか


※でも、彼らの有りようを、シンジは"信じる"事できっと補完を通して統合したのです。




エヴァ新劇場版の目も当てられない、ゲンドウがシンジに色々説明するのを躊躇った…そんなエロをも凌駕したグロテスクな裏側に踏み込みたい物好きはこのチャンネルの動画を読み解くととても面白い事実が浮かび上がるので是非どうぞ。
エログロリョナ好きでも吐き気のする裏側がこの世界には存在するのです

don fog様というチャンネル、ここまでエヴァの裏側を読み解いてるあなたは何者なんでしょうかと問いたくなる。


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