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制服太郎のドカンと一発!#20

今回は新東宝映画傑作選

KHD-010 青春ジャズ娘

BYK-104 芸者ワルツ

BYK-107 バナナ娘


BYK-108 娘十六ジャズ祭り

STD-113 珍説忠臣蔵

TEC-1003 アジャパー天国

TEC-1023 ドライ夫人と亭主関白

TEC-1025 力道山の鉄腕巨人

HPBR-1853 エノケンのとび助冒険旅行

HPBR-2731 恋愛ズバリ講座

レビュー

今回は銀座カンカン娘。

オープニングが原盤は欠落しているため追加の新規テロップを追加。

いきなり志ん生が見れる

浦辺粂子と夫婦役。落語家の新笑役。
志ん生はこの2年前に満州から帰還した。当時59歳
そこに居候しているお秋と、お秋の親友のお春は毎日働かずに歌ってばかり。新笑の甥の武助は声楽に精進してお秋は画家。お春は声楽家を目指す。

家に犬が入り込んでしまう。居候先のおだい(浦辺)に捨ててこいといわれ外に捨てようとしても犬はどこまでも付いてくる。

公園をぶらぶらしているとロケ中の映画の助監督の目にとまり犬と共にひょんなことから映画出演をする事になる。

そこで出会った役者の白井(岸井明)に銀座で歌う事を勧められる。

ラッパと娘を歌うシーンが一瞬あったり、銀座カンカン娘の歌詞違いを歌うシーンがあったりマニアには堪らないシーンばかり。二人は金持ちになりお秋は甥と結婚し、新笑は高座に復帰。めでたしめでたしという呑気すぎる幸せな話。

にしても戦後4年目にしてここまで大らかなミュージカルコメディを書けるとはね。凄い。新東宝もこの時期は牧歌的で良かったなぁ。


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