見出し画像

【箱の中で育てたくない】

私には、子どもが3人いる。
みんな3歳ずつぐらい年が離れている。
各々もう成人し自活している。

その子ども達が、まだ子どもだった頃の事について書きたくなってしまった・・・。

うちは田舎だ(ど田舎とまではいかないが)

田舎あるあるで、自然には恵まれているけれど子どもは少ない。
一番上の子が小学校に上がる頃、もうすでに1学年1クラスで全校生徒は
100人弱だった。
方や、私は下町で当時マンモス校って言われる地域に住んでいたので
我が子の育て方がどうなるかは想像しにくかった。
これも田舎あるあるの中の一つだと思うけど小学校のすぐ近くに幼稚園があり当時、共働きでない家庭の子は、その幼稚園へ行く幼稚園組。
その他の子は地元の保育園組で、たまに引っ越して来た子が一緒に小学校へ通う、というパターンが多かった。
で、幼稚園の方が割合的に多い構図。
まぁ、簡単に言うと
“近所の子ども少ないから幼稚園から小学校まで大体ずーっと同じメンバー”になるよねって事。
クラス替えなしだから、みんな(兄弟・兄妹・姉弟)みたいな感じ。
で必然的に親コミュニティも同じメンツになるので(しかも付き合い方が濃ゆくなりがち)
揉め事とか起こさない様に程ほどな
お付き合いを心掛けないといけない。
というとデメリットに目がいくけど
少人数クラスはメリットの方が多かった・・・と今思う。
何より代々続いてる校風が良かった
(昔、賢い人が多かったらしく穏やかで温かく、のびのびした校風とでも言いますか)
先生は異動がつきものだから、何故その校風がそのまま保たれているのかは
よく解りませんが。
それに少人数だと子ども一人ひとりを丁寧にみて貰えるせいか
いわゆる“落ちこぼれ”という境遇の子はいない・・・もう少し人数が多くなる中学校へ行くと、その小学校出身の子の学習レベルは高い方だし、
人数が少ない中で学習発表会やったり
運動会やなんやで地域の人と交流したり、水泳大会や陸上競技会に参加する機会も増えて体力もつく。
なんていうか、子どもがみんな度胸をつける機会が多いってことかな。
ただ、子どもの立場になって考えると
気の合わない子がいた場合、クラス替えなしで、なんとか毎日をやりすごさなければいけなくなってくる訳で・・・。
うちの二番目の子は(3人とも繊細さんにしてしまった私)幼い頃、一人遊びをよくする子で
慎重派だけど時々ガハハ系・・・伝わるだろうか?(&繊細だけどガハハ系)
だったのですよ・・・
そのせいかどうか幼稚園に入園して間もなくの頃・・・同期の子どものお母さんから何度も同じ様なセリフを言われた事があり・・・それが
「○○ちゃんは天真爛漫でええねぇ」
というセリフ。
その頃、そこのお子さんはイヤイヤ時期。
幼稚園嫌がってて泣き叫び、ダッコされたままで先生に引き継ぐのをよく見かけてた。
で、その頃 先生にもチラッと言われた私。
何回か言われた。
「○○ちゃんは声が大きいですねぇ」
私?となりました。
確かに、うちの子 はしゃいだりテンションが上がると野太い声が出る・・・
でも、叫ぶ位でかい声じゃないし長い間その状態って訳でもない・・・筈。
その後、幼稚園に行った時よく観察してみたら・・・
なんかね、その同期の子どもさん
『うちの子の声が大きいのが怖くて幼稚園イヤイヤしてる』
らしい。
うちの子がガサツなせいで、その子が幼稚園に馴染めない・・・という構図。
???
確かに、そのお子さんは身体の線が細くて儚げで、うちの子はガッシリして見えるよ・・・
真ん中の子は主人に似て骨太(産まれて間もない頃から主人の両親にそう言われるくらい)
だけど、
やんわりと遠回しで言われたから言い返す事も出来ないけど
『イヤイヤするのが、うちの子のせいって?』
うちの子が意地悪な事言ったり暴力を振るったりしている訳でもなく(だって先生がついてるし家でもそんな事ない)
先生も大変だと思うよ。
朝から大声で泣かれ、親から引きもぐ形で子ども(ダッコは腰にくる)の機嫌をとらなくてはならず・・・他の園児もいるし。
けど、この場合
“幼稚園という場所はこういう所”という事を子どもに教える段階で
幼稚園にはいろんな子どもがいるって事を知らせないと(理解させないと)
馴染めないよね。
元気すぎる子もいればワガママな子もいる、それに大きい声出す子も。
子どもって集団初心者よ。
それを教えるのが先生よ。
(家族の協力が必要な部分もあるけど)
だから安心して預けられるのよ。
ホントその時
“幼稚園変わろうか”
って真剣に悩んだよ。
でも、私に“○○ちゃんは、声大きいね”
と言って来た先生(一番偉いポジションにいた)以外の若い先生がうちの子の事をよく理解してくれている風だったのでやめました・・・どうせ幼稚園変わってもまた小学校で一緒になるし、
しかも6年間同じクラスやし。
ただ、うちの三番目の子(末っ子)は
車で10分程かかるキリスト教系の
幼稚園に通わせる事にした。
そこは、障害を持った子どもさんも一緒にみて下さる所で
給食はなくて、お弁当持参だったけど。
三番目の子の逃げ道(知り合い:中学校で一緒になる子も通ってる)を作りたかった。
これは、結果的に良かった。
中学校に行くとき(地元にある小学校数校が合併する形になる)幼稚園から小学校エスカレーター式の子ども達は、けっこう緊張するものだけど
三番目の子は、何人かはお友達がいたから馴染みやすかったと思う。
あと小学生の間に習い事も2ヵ所くらい行った(主人に感謝・合掌)
やっぱり、逃げ道:コミュニティは関わる人達が多い程いいと思う・・・・
私が実践できていない事を
今痛感している。
そうよねぇ、持病があっても人と関わる事を恐れちゃいかんよねぇ。
ってまた自分反省会みたいになってる

昔の私は、自分は
“広く浅い人間関係”
より
“狭く深い人間関係”
の方が向いてると思っていたけれど
“広く浅い”ほうが楽かも?
と思う、今朝でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?