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2025/02/11 想いを贈るために 〜チョコの準備と内緒のお手紙〜
2025/02/11
テーブルの上に開かれたのは、『小学生のお菓子ブック』。パジャマ姿のまま、ページをめくる長女の目は真剣そのもの。
今年は誰に何を作るか、材料は何が必要か——
「これとこれが必要で……ママー!うちにある?」
ひとつひとつ材料を確認しながら、ノートにメモを取っている。その姿にまた違った成長を感じる。
どうやら、ガトーショコラを作ってお友達へバレンタインに贈ることに決めたらしい。
「ラッピングするものが欲しい!」
そのひと言で、買い出しミッションが決定した。
文房具コーナーの前で、次女が足を止める。
カラフルな便箋をじっくりと吟味する姿が、どこか秘密めいている。
バレンタインのラッピングを買いに来たはずが、心はすっかり「パパへのお誕生日の手紙」に向かっているようだ。
「喜んでほしいから」
そのひと言を聞いた瞬間、胸の奥がじんわりと温かくなった。夫がこの言葉を聞いたら、私の何倍も喜ぶだろうな。
5歳の次女が、一生懸命に言葉を紡いでいる。
覚えたてのひらがなで、ありったけの想いを便箋に託そうとしている。
自分で考えて、言葉を選んで、誰かを喜ばせようとする。その優しさが、ちゃんと形になっていることが、なんだか誇らしく思えた。
最近のお気に入りは…
子どもたちは、読書とゲームを楽しみながら、ゆったりと過ごした。
最近のお気に入りゲームは、「ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家」。
自然豊かな星を舞台に、のび太たちがルームシェアをしながら物語が進んでいくほのぼのする牧場生活ゲーム。
二人で協力しながら、ワイワイと物語を進めている。
一緒に楽しめるものがあるっていいなぁ。
そんなふうに思いながら、遊ぶ姿を眺めていた。
買い出しと夜ごはんと。
夕方、バレンタイン用の材料を買いにスーパーへ。
快晴だけど、風が冷たくて、短い距離でも震えるほど。
バレンタインが近いと感じさせる光景が広がっていた。無塩バターが品切れで、もう一軒まわることに。
あぁ、バレンタインが近いんだなぁ。
そんなことを実感しながら、家路についた。
夜ごはんは、子どもたちの大好物のホワイトシチュー。
パンをシチューにつけて、夢中で食べる姿が可愛くて、見ているだけで癒される。
「おかわり!」
弾むような声が嬉しくて、お皿はすっかり空っぽになった。
恒例の眠る前の振り返り
長女は、「バレンタインの買い出しが大変だった!」とひと言。
材料をそろえるだけでも、なかなかのイベント感があるよね。作るとなると、また更に大変だ。
次女は、お風呂掃除に洗濯物たたみ、買ったものの片付け、お手紙書き、ピアノの練習……
「やること、やること、頑張ったからさ!
今日は疲れました!」
その言葉のとおり、よーく頑張った一日だった。
心の中でそっと、「ありがとう」を添える。
「誰かを想う気持ち」
バレンタインの準備も、内緒の手紙も、お手伝いも——
すべては、大切な人への優しい気持ちから始まっている。
「誰かを喜ばせたい」
その気持ちこそが、きっと一番素敵な贈り物なのだと思う。
そんな娘たちの心に触れるたびに、母である私もまた、新しい優しさを教えられているような気がする。
この優しい気持ちが、これからもずっと続きますように。
長女のバレンタインの告白にドキッ!とした
そんな日のことも綴っています↓
最後まで読んでくださってありがとうございます!
小さな気づきを大切にしながら、これからも綴っていきます。では、また!
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