漫才『大谷』

Ｂおれプロ野球選手になりたいわ
Ａ『ハイどうも』言えよ！
Ｂプロ野球選手
Ａ出てきたらまず『ハイどうも』言うてからコンビ名言わんと！
Ｂおれプロ野球選手になりたい
Ａハイどうも○○でーす。2人とも40越えたオッサン同士でね、やってますけどね
Ｂなぁ、おれプロ野球選手になり、、
Ａ40越えてる言うてんねん！
Ｂちがう。夢は逃げへんねん。逃げるんはお前。お前が夢から逃げてんねん
Ａ指をさすなっ！ちゅうかお前、それハードル高過ぎやろ。絶対不可能やんけ
Ｂ大谷翔平って知ってるか？
Ａそら知ってるよ
Ｂ二刀流や。な。『ピッチャーとバッターの二刀流はできません』なんていうルールは無いねん。それと一緒。ハードルが高いとか関係ないから
Ａあ、そう、、。ほんで、プロ野球選手になりたいと？
Ｂそう。二刀流のな
Ａまたハードル上がったし！ぐーん上がったぞ！
Ｂだからー、夢は逃げへんねんて。逃げるのは、、、、、、、、、自分
Ａ溜めるな溜めるな。聞いたってそれは
Ｂでもさぁ、おれももう40越えてるからさ、、
Ａずっとそれを言うてんねん！最初からずっっと言うてる！！
Ｂ回り道してる場合じゃないと思うねん。せやし、いきなりメジャーリーグに入団しようかなと思てんねん
Ａニッポンのプロ野球に謝れお前は
Ｂ40越えてて二刀流でメジャーからのスタート。なんとかこの三つのハードルを乗り越えようかなと思てんねん
Ａ何なんお前。ジャンプの新連載なん？
Ｂあのな、夢は逃げへ
Ａ逃げへんのやろ？逃げるのは自分なんやろ？聞いたて！何回言うねん
Ｂまぁほんでさー、一番重要なんはどこの球団と契約するかやわな
Ａ俺はお前から逃げたい！
Ｂで、色々考えた結果、やっぱりドジャースかなって思うねん
Ａそこ大谷翔平いるよーーー！！！
Ｂ40越えてて二刀流でメジャーからのスタートっていう三つのハードルをクリアーするためにはな、日本人選手の受け入れ環境がしっかりしてるチームを選らばなあかんねん
Ａ40越えてて二刀流でメジャースタートでドジャースで大谷とポジション争いしたらハードル四つになってるから！てか、四つどころやないから！！
Ｂ夢は叶えるために見るねん。憧れるために見るんじゃない
Ａ急に変えんな！逃げるか逃げへんかでやってきたんちゃうんかい！
Ｂだから今回だけは憧れるのをやめましょう！
Ａだまれっ！(本気で手を出そうとする)
Ｂ憧れてしまっては超えられない！
Ａまだ言うかこいつっ！！(手を出そうとする)
Ｂほんでさー、おれ学生時代サッカー部やったやんかー？
Ａせやな！野球部ちごてサッカー部やったよなお前！ずっと泳がせてたけど！！
Ｂ泳ぐ？水泳部ちゃうで？
Ａそんなんいらんねん！(本気で手を出す)
Ｂいたいっ！やめろってお前
Ａ手ぇ出さへん思たら大きな間違いやぞっ！なんぼでもやったんぞコラッ！
Ｂ聞けって。サッカー部やったからな、今からプロ野球選手になろと思たらそうとう猛練習せなあかんかなと思って、、、
Ａそらそやろ！
Ｂあとグローブとかも買わなあかんし、ついてきてくれへん？
Ａバットもボールも買わなあかんやろ！！来いっ！今日から猛特訓やっ！！
Ｂちょっとおれ今日はバイトがあ
Ａ辞めろっ！仕事なんか辞めろ！来い！
Ｂありやしたー
Ａ何してんねん！はよ来いっ！すぐ練習やっ！